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ワンド10~・・・・(大丈夫?生きてる?)

calico cat on gray concrete stair

ワンドのプレップカードで最終カードになります。

最終カードということは、これ以上ない、この先はまた1に戻るということです。

ワンドといえば行動ですよね。未来に対しての行動、それが最終段階、これ以上ないということ。これが何を表すのかと言うと、当然ながら、これ以上もう行動できないという状態を表します。

そしてこの行動というのは、頭の中で考えることではなく、実際に自分から”外に向かって”のものになります。この行動が最終段階で、もうこれ以上できないということで、「体力の限界」を表します。

ワンドの9の状態でも、すごく大変な状態だったんですけれども、大変過ぎて、人に助けを求めることもできません。自分ではどうしようもないんですね。

荷物は重すぎてこれ以上前には進めませんし、もう一人で頑張ることができない。さらには、余裕がなさすぎて、人に助けを求めることすら難しい状態になります。

この状態になってから言うのもなんですけれども、こうなる前に、誰かに助けを求めるのが理想です。ですから、未来の場所にこのカードが出てきた場合は、こうなる前に助けを求められるようにその前の段階で誰かに気づいてもらうようにしましょう。

では現在でこのカードが出てきてしまったら、どうしたらいいのでしょう?もうこれは一時的に休むしかありません。休んで少し回復し、誰かに助けを求められる状態になったら、すぐに誰かに助けを求める。もしくは1に戻ってもう一度やり直す事です。

自分一人ではどうしようもないこともある、と言うことを早く認めましょう。そんなカードです。

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大アルカナ21世界~いつだって最後には

person holding world globe facing mountain

今日は大アルカナ21世界について解説します。

このカードの持つエネルギーと、カード本来の意味

これ単体の意味では、「大団円を迎える。」「いつも最終的には○○となる」となります。

このカードは、大アルカナカード22枚あるうちの、最終カードですので、人生のステージの最終段階を表します。では22枚目のカード、「世界」で全てが終わるのかと言うと、決してそうではありません。

人生は螺旋階段のようなものと良く言われます。一歩ずつ階段を上っていき、一つ段階が上がったら、また同じような事を繰り返しながら階段を上がっていくのです。そうしてまた一つステージが上がるのです。

ステージが上がってからも、また同じようなことを繰り返すということは、21の世界で最終局面を迎えステージが上がっても、0の愚者から始まって、また一歩ずつ階段を上っていくのです。ですからこの世界というカードは、ステージが上がる直前の状態を表しているのです。

大アルカナ・小アルカナセットで読み解く時の例ー場所によるリーディングの仕方

では大アルカナ・小アルカナセットで読む時にはどのような読み方をすると思いますか?

実はこれは割と簡単なのです。「すべて」「いつも」と読めば良いのです。ポジティブなカードと一緒にでても、ネガティブなカードと一緒に出てもです。

少し例を挙げてみましょう。例えば、ワンドの5と一緒に出た場合、「いつも全て何か争いごとになる」「いつも競争し続けている」ということになります。

ではこれがカップのエースと一緒に出たらどうでしょう?

「いつも新しい人生」またはカップのAは「赤ちゃんカード」でもありますから、「全てが赤ちゃんに繋がる」などという風に読めます。

ではコートカードと一緒に出たらどうなりますか?例えばカップのページはどうでしょう。

カップのペイジ単体では、「ワクワクすること」「いつも人を楽しませたい」というエネルギーです。これと世界のエネルギー、「全て」「いつも」と一緒に考えてみると、「いつもいつもワクワクすることが全て」「いつでも恋していたい。」「結局はいつも夢見ることが全て」という状態を表します。地に足がついてない感じですね。

このカードと一緒に出るときは、ポジティブでもネガティブでも、”結局””最終的には”「いつもそうなる」というエネルギーになります。今回はここまでです。

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ソードの3~ 悲しみと癒やし

ソードの3、このカードは、一般的には悲しみのカードです。

ハートブレイク、そして ハートブレイクを見つめる時、ということですね。

ただここで一つ大事なのは、悲しみというのはハートなんですけれども、ハートなのに、ソードで対応しているんですね。

ということはつまり、 本当は感情で悲しみを感じる必要があるにも関わらず、 ソードですので”思考”、つまり頭で対応しているんですね。

悲しいことが起きてもどこかでそれを抑えてしまい、心で受け止めるということをしていないんです。

そうするとどうなるか? 悲しみはそのまま燻り続けます。

ここで感情として、悲しみをちゃんと受け止め、それを解消してあげないと、思い煩うことが増え、それはそのまま、ソードの4に繋がってしまいます。

自分を癒すということができないまま、悲しみだけが、積み重なってしまうのです。

そして、ウエイト版で見るとよく分かるんですけれども、このソードの3は心に剣がグサグサと刺さっていて、嵐が吹き荒れているかのように、雲と、そして雨が降っています。

心はこのように、剥き出しのまま、風雨に晒されているのです。

もう一つ、灰色の背景というところも、ポイントです。

先ほど言ったように、灰色の背景というのは、感情を思考の次元に推し止めようとしていることを表しています。

しかし注目すべきは、剣が突き刺さって雨の中にあっても、ハートの赤色には、曇りがないということ。

美しさや情熱、諸々のことが全く失われてはいないのです。ここは着目すべき点だと思います。

また、他のソードのカードでは、感情を排して頭でのみ対処する側面が強いですが、ソードの3では、感情的な反応が前面に出されています。

また、それが故に、より深く悲しみを感じることになるのでしょう。

そしてこの悲しみの元は、人と人とのコミュニケーションのすれ違いであったり、イデオロギーの衝突など、人に対しての悲しみ、という面が強いようです。

いずれにせよこのソードの3が出る時は、自分の悲しみというものを、一度しっかりと受け止めて、それを癒していく必要があります。

ここで悲しみを受け止めないと、いつまでも癒されることがなく、次に進むことができません。

するとそれはそのまま、ソードの4 につながっていくことになるのです。

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大アルカナ0愚者~考え無しから全て始まる

sea landscape bird beach

さて今日は、大アルカナの1番初め、愚者のカードについて話してみたいと思う。

この愚者のカードには、そもそもすごくいろんな意味があるけれど、私のリーディングの仕方(大アルカナと小アルカナを一枚ずつセットで読む読み方)では、楽しいから何かを始めるという、物事の始まりを表している。

ポジティブな小アルカナと一緒だと、”楽な気持ちで何かを始める”や”楽しいから始めたらこうなった”、”深く考えずにどんどんやっちゃおう”、そんな意味になる。

対してネガティブなカードと一緒だと、”何も考えずにうっかり始めたら・・”といったような意味になる。どちらも”何も考えない”という点では一緒だ。だからこのカード自体は、ポジティブもネガティブもない。まあカード全体はそうだといえば、そうなのだけど。

とにかく”無垢の状態”、そしてその状態から”何かを始める”ということを表している。全てはここから始まる。だから、このカードが「結果」になることはなく、全ての「原因」となるしかないのだ。

ここでもう一つ思うのは、このカードが象徴する通り、全て何かを始めることというの、楽しいことであるという点だ。

何かを始めるにあたって、何の知識もないし、なんの技術も持っていない。ただ楽しいからはじめる。それが1枚目のカードとなる。思えば何かを学び始める時も、最初はただただ楽しくて、そのうちなぜか、楽しくない、苦しいとなってくる。

自分がなかなか伸びないことであるとか、今までの成長をプラスに受け止められなかったり、人と比べてしまったり、「しなければいけない」という気持ちばかりになっていたり。

冷静に考えてみれば、実際に何かを始めて少し経った時には、”必ず”始めた時点よりは上手くなっているのにも関わらず、始めた時より楽しくないということだ。

そこに余分な思考が入り込むと、「こう有るべき」などという思いが邪魔をして、純粋に始めた時の楽しい気持ちを、思い出すことができなくなるのだろう。

だから楽しくなくなった時は、始めた時の何もできなかった自分を思い浮かべて、あの時よりは確かに成長したのだ。「0より1はいつも必ず大きい」と自分に言い聞かせる。

愚者のカードを見ると、いつもこのことを思い出す。

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タロット上達のコツPart5

clear blue shore

タロット上達法一旦今回でおしまいになりますが、最後のポイントは二つです。

まず一つ目、どんな形でも、「展開したカードは記録を取って」おきましょう。

たくさん枚数を展開した時には、それを文字として記録しておくのは難しいかもしれません。その場合には、展開したカードの写真などを撮っておいて、後で記録をつけましょう。

そして簡単でいいので、その時のリーディングの状態を書いておきましょう。一言でも書いておくと、その時の状態というのは、後で思い出すことができます。これは後々思い出した時に、ふと別の解釈が浮かぶこともあるからです。

また、他人を占った時には難しいかもしれませんが、自分や近しい人を占った時には、後でその結果を聞くことができるからです。結果を聞いて、その変化を感じると、格段にリーディングも上達します。当たる当たらないでは無く、その変化を感じるのです。

何度も言いますが、当たる当たらないというのは、タロットリーディングの一つの側面に過ぎません。一見良くない結果の場合、回避できればその方が良いですし、その場合は当たらなかったとなります。

また、たとえ回避出来なかったとしても、リーディングで前もって知っておくことで、ただショックを受けたり、嫌な思いをするだけで無く、後で思い返せば「あのことが有ったからこそ、今がある。」と思える用に行動することも出来るわけです。

そんなときにふと思い出して、以前のリーディング結果を参照できれば、学ぶことが沢山有るのです。ですから、記録は付け、何かの折に振り返ってみましょう。

次二つ目ですが、「他人を占うこと」です。

よく、”自分は、まだまだ他人を占うほどではないから”と言って、自分ばかりを占っている方がいらっしゃいますが、仮にでもいいので、他人を占うようにしないと、なかなか上達しません。

自分では、声に出して占っているようでいて、どうしても頭の中で修正が入りますし、辻褄が合わなくてもそれで良しとしてしまうことが多いのです。内容で、よく分からないことがあっても、質問されるということがありませんので、人にわかるように伝える練習ができないのです。

まだまだ人を占うなんて、私には無理という方でも、親しい友人家族を、練習台にすればいいのです。そこから順に始めていけばいいのです。

実際に人を占うことによって、必ず上達するようになります。やはり回数がものを言うのです。そのうち慣れてきて、赤の他人でも何の抵抗もなくなります。

そして他人を占った時には、”何か良いところがありましたか”と聞いてみてください。悪い所がありましたか?直した方がいいところはありますか?と聞く方もいらっしゃいますが、自信がないうちはそれはあまりお勧めしません。それに、本当に直した方が良いところが有って、直せる場合は、人に訊かなくても、本人に最適なタイミングで分かるようになっています。

「あなたのためを思って」と言う言葉ほど、当てにならないものは有りません。そう言われたら、聞くのを止めましょう。

そして、「何か良いところがあったら、教えて下さい」とお願いしておくと、”気分が明るくなった””すっきりした””勇気が出てきた”などという言葉を、もらうことができます。それによって自信をつけ、次につなげていくのです。誰でも、初めは初心者なので、大丈夫。

あなたも必ずできるようになります。では今回はここまで。

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タロット上達のコツPart4

brown reindeer plush toy

さてさて、タロットリーディング上達のコツも4回目ですが、前回はそれぞれのカードの中まで入り込んで、カードのエネルギーを感じる、ということを言いました。

ここでもう一つ、大アルカナと小アルカナの違いについて、改めてお話ししていきたいと思います。

一般には、大アルカナは人生のステージのこと。節目節目のことを表す、と言われています。

愚者から始まって、世界で終わる、22枚のカードですが、それぞれの人生の節目を表しています。

何もわからないところ「愚者(フール)」から始まり、旅をしていくわけです。そして、最終的に「世界(ワールド)」で終わるわけですが、大団円と言われる「世界」で一度終わっても、人生の旅はそこで終わるわけではありません。

次のステージに、ひとつランクアップして、もう1度「愚者」から始まり、また「世界」まで進んでいくわけです。言うならば、螺旋階段を上るような具合に、ぐるっと一回りし、ひとつランクアップして、また廻るということを繰り返していきます。

ではそれに対して、小アルカナは何でしょう?

小アルカナは、それぞれの「日常の出来事」を表すと言われています。大アルカナのような、人生の出来事と呼ぶようなことを表すわけではありませんが、日々起きる出来事を表すのです。

毎日やはり、いろいろなことが起きますよね?その細かい出来事を表すと言われています。ですが、細かいからと言って、どうでも良いことと言うわけではありません。その積み重ねこそが人生です。

というわけで、必然的に小アルカナの方が、一言で表せるような事柄が多く、大アルカナのほうが、様々な深い意味で捉えられることが多くなってきます。

これらの違いに留意すると、2枚を合わせて読む時にも、1枚ずつで読むときにも、読み解きやすくなると思います。今日はここまで。

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タロット上達のコツPart3

silhouette of tree near body of water during golden hour

さてタロットの上達のコツPart3は、カード1枚ずつに注目してみましょう。今までスプレッドや、展開の仕方、読み方について行ってきましたが、もう一度カード1枚ずつに戻って考えてみたいと思います。

カードには一応それぞれの意味というものがありますが、最終的にはリーダーの感じ方に全てが委ねられています。ですから、正解も不正解もないのです。

ただ基本的なところは押さえておいて、自分の直感に従う唯一の正解と言えるかもしれません。そして基本的なところはタロットを習う場合であれば、一冊の本であるとか、一つの講座内で解釈の基本を学び、そこに少しずつ自分で好きなように足し引きしていくというのが、一番現実的なやり方だと思います。

少し1枚ずつの意味が取れたところで、一度行ってみていただきたいのが、普段使うタロットカードにより馴染むようにして頂きたいのです。

ウェイト版のタロットカードを使う方が多いと思いますが、時間がある時に、1枚ずつを改めて観て欲しいのです。

1.色はどうであるか、全体に明るい色かそれとも暗い色か?
2.細部はどうか?”すみに花がある”、”向こうの空が明るくなっている”
3.登場人物はいるか?居るとすれば、”左向きか?右向きか?”、”手に何かを持っているか”、”もし何かを持っているとすればそれは何か”、持っているものがまっすぐか、体は正面を向いているか、座っているか、立っているか?
4.構図はどうか?”他に構図の似ているカードはあるか”などなどなど、チェックする部分はたくさんあると思います。

機会があれば、それぞれの細部をじっくり見てみることをお勧めします。不思議とそれまで気づかなかったことに、新たに気づくということがあると思います。

そしてもう一つカードを見るときには、ただ外からカードを見るのではなく、そのカードの中に踏み込んで、自分が景色の一つになることを想像してみてください。

初めはその情景が想像しやすい、大アルカナを使うとよいでしょう。

例えばマジシャン、その中に入り込んでどうですか?マジシャンはこれから何かをしようとしていますか?机の上に色々出ていますね。何をしようとしているんでしょう?何か言おうとしていますか?それとも無言でしょうか?晴れていますか?暑い?寒い?他に誰かいるでしょうか?

例えば悪魔はどうでしょう?悪魔に捉えられている二人の人間は、そこから逃げようとしていますか?よく見てくださいね。鎖は緩いようですね。繋がっていますが、本気で逃げようとしているんでしょうか?聞いてみてもいいかもしれません。ゆるゆるの鎖です。慣れてしまって、案外居心地が良いのかもしれません。そしてそれは本当に悪魔なんでしょうか?近くに寄ってみたら違うかもしれません。

そしてストレングス(力)のカードはどうでしょう?ライオンと一緒にいますね。繋がれています。懐いて居るように見えますが、噛みついたりしないのでしょうか?エンペラー皇帝はどうでしょう?座っていますね。堅い石の椅子のようです。皇帝ならもっと座り心地の良い椅子でも良さそうですが、なぜそんな椅子に座っているんでしょう?そして、誰かに指示を出しているところでしょうか?それとも人が信用できずに、自分でやろうとしていますか?聞いてみたらどうでしょう?

今までの解釈本で書かれていた解釈と、違う解釈が思い浮かんだでしょうか?もし違っても、それはそれで正解です。

時々、機会を設けて、1枚ずつタロットカードを眺めてみることをお勧めします。きっとその度に何かしら新しい発見があるはずです。そうしたら、その発見を自分のノートに書き留めておきましょう。その時の気分と共に書き留めておくのです。後からきっとそれが助けになるに違いありません。では今日のところはここまで。

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タロット上達のコツPart2

teddy bear on sofa

さて、タロット上達のコツ第2弾ですが、今回は予告通りスプレッドの選び方です。

タロットのスプレッドは何種類もあるので、選ぶのに迷う方も結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。恋愛ならこれ、人間関係ならこれ、仕事ならこれという具合に、特化したスプレッドも結構あります。

ただここで初心者にありがちなのは、枚数が少ないものほど、読み解くのが楽という思い込みです。

確かに枚数が少ない方が、それぞれのカードの関係を考慮して全体を読む事を考えれば、楽かもしれません。でも、その少ない枚数で、質問の内容全てを網羅しなければならないので、逆にそこに足していくことが多くなるわけです。

さらに、カードを読むときは、そのまま読むのが重要なので、自分の経験や、意見などを入れることは出来ません。そうすると、「今日の行動指針は?」等の単純な質問以外では、少ない枚数では自ずと詰まってしまうことが多いのです。

ですから、私は初心者の人ほどケルト十字などのような、ある程度の枚数を展開するものをお勧めしています。1オラクルですべてを説明しようとすると、そこに自分の想像や、意見が入り込んでしまいやすいのです。それはもうすでにタロットリーディングではなく、単なる悩み相談になってしまいます。

本来、質問の答えは、相談者さん自身の中にすでにあるのです。タロットカードは、その潜在意識を引き出すために使うにすぎません。間違っても、リーダーの意見をいう場ではないのです。

ワンオラクルで読み解けるのは、ワンポイントのメッセージや、今日1日の行動指針など、限られたものに使うべきです。

ただ、ケルト十字のように10枚以上も展開すると、始めと終わりが辻褄が合わなくなるからまだ無理、という方もいらっしゃるでしょう。そんな場合は、気になるカードからまず読み解く練習をしてみましょう。必ずしも全てのカードを読んで伝える必要はありません。

それもまだ負担が大きいことであれば、3カードで展開するのが良いでしょう。タロットカード3枚あるいは3組で読み解いていくものです。

この3枚は、展開する場所によって自分の好きなように設定することができます。大概は、時系列「過去・現在・未来」という風に使います。アドバイスカードは別に1枚(若しくは1組)引けばいいでしょう。

もし過去がいらなければ、「現在・未来・アドバイス」という風にも使います。

あと私はあまりやらないのですが、「本人・相手・周りの環境」という風に展開する方もいます。

さらに展開する枚数や、回数に限りがあるわけではないので、一度3枚(組)を展開して、追加でまたもう一度展開するということでも大丈夫です。

大事なのは、シャッフルしながら”何枚展開するか”、”どのように展開するか”、ということを決めておくということです。シャッフルが終わるまでに、質問事項と展開方法は明確に決めておきます。

わからなくなりがちだったら、紙に書きましょう。相談者さんの質問事項も、簡単でいいので書くと良いでしょう。書いて相談者さんに確認することで、ポイントがずれてしまうなどということも回避することができますよ。では今回はここまで。次は「沢山の枚数を展開したときにどこから読み始めるか」です。

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タロット上達のコツPart1

adorable close up cute downy

さてさて、誰もが気になるタロット上達の秘訣ですが、やはり数をこなすということが一番です。

かといって、そうそう相手になってくれる方も、いるかどうかというところですよね。

それに相手がいると、やはり時間も合わせなければいけないですし、とりあえず一人でどうにかするか、となりがちです。

そこで、そんな一人でタロットの練習をしてみるという時に、有効な方法をご紹介しますよ。

まず必要なもの『クマのぬいぐるみ』ひとつ。後はカードが展開できるテーブルです。

ぬいぐるみといった時点で、大体予想はつくかもしれませんが、お客様役をしてもらうことになります。

ぬいぐるみといえど、馬鹿にしたものではありません。やはり目の前に、何かがいるかいないかで、心持ちも変わってくるというものです。そして、長年親しんだぬいぐるみであれば、たぶん悩み事のひとつやふたつ教えてくれるでしょう。

さて、ここからは実際のやり方ですが、まずは実際のお客様に相対した時のように、ちゃんと聞くことです。

まずテーブルの向こう側に、ぬいぐるみに座ってもらいましょう。そしてこう訊くのです。

『今日はどのようなお悩みでしょうか?』

すると、ぬいぐるみが何か悩みを答えます。例えば、『この頃働く環境での、ぬいぐるみ関係に悩んでいます。どうも上手く馴染めないんです。何か良い方法はないでしょうか』といった具合です。

ここでのポイントは、実際に声を出すこと。最初から上手く行かなくても大丈夫。彼らは辛抱強いですし、余計な口を挟まずに、ちゃんと最後まで聞いてくれます。練習にはうってつけです。

あ、ノートや本を見ながらでも大丈夫ですよ。何回もやっていく内に空で出来るようになります。先にカードの意味を、覚えてしまいたい人はそれでも大丈夫。それよりも声に出す方が重要です。

そして声に出して言うと、文章の繋がりがおかしかったり、つじつまが合わないことを言ったりした時に、自分で気づきやすくなります。

さらには声を出す練習にもなるので、実際に人を相手に練習をする時に、上がってしまって喋れなくなる心配もなくなります。

初めはバカバカしいなと思うでしょうが、是非試してみてください。一人でいる時でも、必ず声を出すことです。イメージが大事ですよ。

次の回では、スプレッドの選び方をやりますよ。今回はここまで。

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星の叡智

今日は本を一冊
『星の叡智と暮らす 西洋占星術 完全バイブル』キャロル・テイラー著/鏡リュウジ監修 グラフィック社


タロットと占星術の関わりは深く、というより、占星術が余りにも昔からあるため、その後の占いが占星術の影響を受けるのは当然といえる。

なので、私は占星術は専門ではないが、タロットを扱う限り占星術の知識も少しは必要なのです。

占星術では普通『星座』と呼ぶ生年月日による『太陽星座』も大事だけれど、『月星座』やその他の生まれたときの星の位置、そして『ハウス』という概念がとても大事。

そのあたりの解説も分かりやすく、かといって初心者しか使えないといったレベルでもない。基本的なことは網羅しており、ケーススタディも付いている。
手始めには必要かつ十分といったところ。