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大アルカナ18月~将来が不安で不安で・・

super moon over snowcapped mountain

このカードの持つエネルギーと、カード本来の意味

これは将来が心配で心配で仕方がないというカードです。不安が止められないんですね。理屈では無く感情で不安が止まらないんです。何をしても不安。何かの根拠があるわけではないので、その不安が拭えないでいます。

大アルカナ・小アルカナセットで読み解く時の例ー場所によるリーディングの仕方

ではこれが小アルカナとセットになった場合はどう読むんでしょう?

例えば、ワンドの6と一緒だったらどうでしょう?ワンドの6は勝って当然、勝ち続けると言う意味。それが一緒に出ているのです。そうすると、将来が不安で仕方が無いから、ひたすら勝ち続ける必要がある。または、どんなに勝っていても、不安は消えないとなります。

ではペンタクルの4と一緒ならどうでしょう?将来が不安な余りに、持っているモノを手放すことが出来ないで居る状態ですね。ペンタクルの4単体でも、不安で手放せないと言う状態ですが、月と一緒だと更にその状態に拍車が掛かります。どんなに抱え込もうとも、不安な気持ちは消えないのです。

ちなみに、この月というカードはうお座の守護カード。占星術言うと、ハウスは12。そして魚座なので”見えない世界”のことを表します。足を引っ張っていることも表します。

そもそも月というのは、古来からその形を変えるが故に、”不安定なもの”そして”不実なもの”という意味があります。ゆらゆらと自分の姿を変え、安定している状態とは言い難いですね。うお座と言うのも二面性がありますし、移ろいやすい星座でも有りますので、このカードが守護カードと言うのもある意味うなずけます。そして、やはり守護カードともなれば、悪いばかりではありません。自在に姿を変え、また見る者の姿を映し出す月、それもまた人生の真実なのです。

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大アルカナ6恋人~あなたが見てるのは私、私が見てるのは?

man and woman boat rowing in sea during golden hour

ウェイトスミス版の恋人のカードを見てみると、男性は女性を見つめている。では女性は?女性も相手の男性を見つめているんだろうか?否。視線は上に外れている。どうやら頭上の天使を見ているようだ。

じゃあ、この天使は何を意味するんだろう。それは自分自身の心と言われている。

なぜ相談者を女性とみているかはさておいて、相手を通して自分自身を見る。と言うことになる。

そこから派生して、”本当の自分を知る。”や、”自分であるための選択”であったり、単に”自分自身”を表したりする。

すると、小アルカナとセットで読むときにはどうなるだろう?

例えば、”自分自身であるために~で無ければならない”や、”本当の自分とは~である”となる。

また別の角度から見てみると、この恋人のカードは、大アルカナ15の悪魔と構図が一緒だ。一緒と言うことは、似ているか、対極を成すかのどちらかである。そう対極をなすのだ。

ではその違いとは?このカード恋人は”無償の愛・純粋な愛”を表す。生まれたままの自分。生まれたままの愛。条件などなにも無い愛。

では悪魔はなんだろう?それは見返りを求める愛、執着。そもそも、それが愛なのかどうかはともかく。

大アルカナ悪魔の意味はまた別の機会に譲ることにする。今回はここまで。

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ペンタクルの9~憧れの優雅なマダム

photo of white pink and yellow ceramic mug and saucer

ペンタクルの9、これほど憧れるカードも無い。

まず、自分の幸せ。人としての豊かさ。余裕。

全てを叶えている。

何が一番余裕なのかというと、時間だ。
皆時間に追われて汲々としている中、そんな人たちを尻目に一人優雅な時間を過ごしている。

とても洗練されていて、そして自立している。

一つここで小さい疑問が湧く。そんな優雅なマダムがなぜペンタクルの”10”では無く、”9”なのはなぜ?

それは”個人”だから。

このタロットが出来た頃のこと(現代では無い)を考えてみると、一人より家族が圧倒的に幸せだった。家族を作るのが当然とされていたし、何より一人で生き抜くのは難しかったのだろう。

ただ、現代ではどうだろう?一人より、家族がいたほうが良いこともある。だが、一人の方が便利なこともあるのだ。

タロットリーディングでは、個人での成功が”9”で組織や仕組みでの成功が”10”と言われることもある。

ただ、多様性が重んじられる現代のリーディングでは、”9″が”10″に足りないわけでは無いということだ。

一人の方が小回りがきくこともある。大きな舟は進路を変えるのにも、手間も時間も掛かるからだ。

さらにもう一つの意味として、家族が居ても一人の時間の貴重さや余裕などを指す事もある。
あえて一人の時間を持ち、誰かのための自分では無く、自分のための自分として生きる。そんな余裕が人生には必要だ。

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ペンタクルの8~本当に自分がやりたい仕事

lighted candles near a decorative plate

このカードの持つエネルギーと、カード本来の意味

今回はペンタクルの8についてお話いたします。

ペンタクルの8というのは「本当に自分がやりたい仕事」「自営業」を表します。

ペンタクルの3でとりあえずの仕事、食べて行くのには困らない程度の仕事を手に入れたあとですね。一度手に入れてしまったら、なまなかなことでは手放すことができない。そしてようやく手離して、その後本当にやりたい仕事を手に入れるということになります。

一枚でもつエネルギーとしては、このように単純なのですが、では大アルカナとセットで読む時にはどうでしょう?色々な読み方があると思うので、ちょっとここで一枚大アルカナを引いてみましょう。

大アルカナ・小アルカナセットで読み解く時の例ー場所によるリーディングの仕方

一枚引いてみたところ、14節制が出ました。さてこの節制というカードは、全体を見ながら、バランスをとりながら、そしてテストしながら少しずつ進むという意味になります。自分のことがよく分かっていて、何話しますですので、この2枚が揃った解釈では、”本当に自分のやりたいことをやる””自分で何か仕事をしていく”という場合に、”少しずつテストしながら進めていくのがいいよ”と言われているようです。

またこの節制には、”辛抱強い”であるとか”自分でどうにかする”という意味も持つカードですので、”辛抱強く努めていくというのも重要”と言われているようです。

ではもう1枚引いてみましょう。11番の正義が出ました。この正義というカードは、”自分にとってフェアかどうかで決断をする”というカードになります。この2枚の意味するところは、”自分で何かをやっていくためには人を気にすることなく、自分にとって意味があるのか、自分として考えた時に、それがフェアであるのかどうか、というところが決断の決め手になるよ”と言っているようです。

人生決断の連続ですが、本当に自分がやりたい仕事をするためには、辛抱強く、またある基準を持って決断していくと言うのがとても重要なようです。

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ペンタクルの7~良くも悪くも、蒔いた種は刈り取るもの

food healthy nature red

このカードの持つエネルギーと、カード本来の意味

今回はペンタクルの7についてお話しします。

ペンタクルの7といえば、植物で成っている実を、ちょうど狩り取ろうとしているところの図になります。これにも色々な意味があるのですが、一つには刈り取るために”投資をする”ということになります。何も蒔かないところからは、何も刈り取れないのです。

そして次には、種を蒔いたからといって、それだけで実がなるわけではありません。水も必要ですし、温度や太陽の光といった、自分ではどうにもならないものも、必要となってきます。自分だけの力では実はならないことを表しています。

なにがしかの結果を受け取るためには、信じる心や時間、運なども必要といったことになります。そしてこれ自体にはあまり否定的な意味はないのですが、蒔いた種は自分で刈り取るという意味もあります。

大アルカナ・小アルカナセットで読み解く時の例ー場所によるリーディングの仕方

ではこれが大アルカナと合わさったらどうでしょう?

例えば節制と一緒に出たらどうでしょうか?節制というのは、全体を見ながら調整し、判断して、テストしながら進むという意味です。ですからペンタクルの7と一緒に読むと、投資をしたからと言って、すぐに結果が出るわけではありません。冷静に少しずつ様子を見ながら進む。そうすればいずれ実がなるとなります。

では9隠者と一緒の場合はどう読めますでしょうか?隠者はひたすら探すと言う意味。ですから、投資することや機会などをことあるごとに探している。何かに付けそのことばかり考えるとなります。

いずれにしろ、自分力のみで出来ることばかりでは無く、その他の要因が合わさってやっと実を手に入れる事が出来るのです。

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ペンタクルの2~副業あり?

lady justice and a gavel

このカードの持つエネルギーと、カード本来の意味

今日のカードはペンタクルの2です。

これはカードを見れば大体わかるように、両手に何かを持って、バランスを取っています。そんな様子から、「何かを両立する」「様子見をする」そして「二足のわらじ」つまり副業を表します。

ちょうどバランスをとっているんですね。逆に言えば、どちらとも決めかねるという状態にあります。一枚で考えると単純なエネルギーになるのですが、では大アルカナとセットの場合はどうなるでしょうか?

大アルカナ・小アルカナセットで読み解く時の例ー場所によるリーディングの仕方

ここでセットとなるカードを引いてみます。11ジャスティス(正義)が出ました。ジャスティスとは、何かを決めるということですね。決断するにあたって、ペンタクルの2ですから、二足の草鞋を履いてる場合には、どちらか決断するという風にも読めますが、ペンタクルの2には、様子見をするという意味もあります。

となれば、とりあえず様子見をする。決断をする場合だとしても、「自分に都合のいい状態が来たら、決断する。それまではバランスをとって、様子見をするのもアリ」という風にも読めますね。

では他のカードでしたらどうでしょう?例えば恋人だったらどうでしょう。

恋人というカードは「無償の愛」もしくは、「相手を通して自分自身を見る」という意味です。本当の自分ということで考えれば、まさに二足の草鞋を履いている状態こそ本当の自分とも読めます。後は選択するという意味もありますから、副業二足のわらじの内、どちらかを選択するという風にも読めます。バランスが取れる内はそのまま、崩れてきて、自分が大変になったら選択するのが言いようです。どちらにしろ自分の決断というものが尊重されます。

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カップのキング~優柔不断な上に、すぐ機嫌悪くなるんだから~

clear blue shore

今日はカップのキングの解説をしたいと思います。

カップのキングは一言で言うと、カップのクイーンの男性版です。
でもそれだけじゃよくわからないですよね?

カップというのは、そもそも感情を表します。キングはある程度大人の男性。年齢から言うと、30代以降。

もし相談者さんが女性の場合、結婚されていれば、旦那様。お付き合いしていればそのお相手の男性のこと。

さて、このカップのキングの性格なんですが、まず感情に流され易いと言うことが挙げられます。機嫌が良い時には、優しくてとても思いやり深いのですが、一旦自分の状態が悪くなると、すぐに機嫌が悪くなります。あまり理性的ではないということですね。

ただ根が優しいので、ものすごく怒って手がつけられなくなるというよりは、一人静かに機嫌が悪くなると言うのが、当たっています。そんな男性誰しもあったことがありますよね?

そして優しさと表裏一体の優柔不断さで、自分でパシッと決めることがありません。何か聞くと「いいよ決めなよ」というワードが多くなります。

じゃあどんなときに機嫌が悪くなるのでしょう?それは、自分にかまってくれない時や、お腹が空いた程度でも容易に機嫌悪くすることができます。

よく言えば、自分に素直。悪く言えば子供です。

そんな男性と付き合う女性の方は、機嫌を取らねばならないことから、それが余りに頻繁だと、疲れてしまいます。『自分の機嫌は自分で取る』ということを覚えてもらいたいものです。

とまあどちらかというと、ネガティブなイメージがつきまとうカップのキングですが、根本にある優しさは本物です。

現在の状態や潜在意識に、このカップのキングが出た場合、優しいけれど少し気分にムラのある男性、もしくは心の奥底に繊細な部分を抱える男性との関わりがある事をカードが教えてくれています。

また、もし男性の相談者さんでこのカードが出る場合、少し自分の感情を自分でコントロールする、ということを学んだ方がいいのかもしれません。

いずれにしろ水の男です。感情がメインだということを押さえておけば、案外付き合いやすいのかもしれません

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カップの7~本当に欲しいものってさ、結局手に入らないよね。

a close up shot of gems on sand

このカードの持つエネルギーと、カード本来の意味

このカップの7というカードは、本当に欲しいものを意味します。カップが7つあり、その中にいろいろなものが入っています。それはどれでも好きに選べるのです。中に入っているのは人であったり、宝石や、不動産、健康を表すものなどですが、ひとつのカップにだけ布がかぶさっています。実は本当に欲しいものは、この布がかぶさっているカップの中にあるものなのです。

ただこれは表からは見えません。これは何を表しているのかと言うと、「本当に欲しいものは見えない」そして「本当に欲しいものは、手に入らないと思っている。」ということなのです。

欲しいものがわからないのではなく、きっと手に入らないだろうから、見ないことにしていると言うのが、このカップの7の本質的なエネルギーなのです。

ではこのカップの7が、大アルカナと一緒に読むと、どのような意味になるでしょうか。

大アルカナ・小アルカナセットで読み解く時の例ー場所によるリーディングの仕方

例えば、17星のカードと一緒の時にはどうでしょう?星のカードは、こうだったらいいなという軽い希望です。本当に欲しいものが、手に入ったらいいなと軽く考えている状態ですね。

次に15悪魔と一緒に出たらどうでしょう?悪魔というのは、本当に欲しいものにこだわるというエネルギー。さあ、ここで「本当に欲しいもの」というキーワードが二重で出てきました。

本当に欲しいものは到底手に入らないだろうと思っていても、やはりそれに執着し、求めることが止められないでいる、という状態ですね。口に出して言わなくても、心の底で本当に欲しいものに、いつまでもこだわり続ける。絶対手に入れたいと思うあまり、自分にも負担がかかっている状態です。

このように、カップの7というのは、表面的には、本当に欲しいものを手に入れるという意味ですが、その底には「欲しいものはきっと手に入らない」と半分諦めているというのが潜んでいるのです。

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カップの5~悲しくて仕方が無いの。

clear plastic cup on gray surface

このカードの持つエネルギーと、カード本来の意味

まずこのカードの本来の意味です。

それはズバリ”悲しみ”です。カップですので、感情での、本当の悲しみを表します。そして注目すべきはカップの内、三つは倒れて水が出てしまっているのですが、見ていないところで二つはまだカップが倒れずに残っています。

ところが、そちらには目を向けていません。これは、こぼれてしまった水を見て、ひたすら悲しく思う。まだ5分の2、大体半分ぐらい残ってるにも関わらず、そちらに気づいていない。もしくは気づいていたとしても、そこに焦点を当てていないということになります。

つまりは、実際に悲しいと思うような出来事はあったんでしょう。ですが、本人がどこに焦点を当てるかということで、悲しみの度合いが変わってくるということです。

大アルカナ・小アルカナセットで読み解く時の例ー場所によるリーディングの仕方

次に大アルカナとのセットで見てみましょう。

例えば、そうですね、大アルカナ1の魔術師とのセットではどうでしょう?

魔術師は、”何でもできる””自分次第で全てのことができる”というカードでしたね。ですから、セットとして読むと、悲しく思うか思わないかは、自分次第ということになりますね。

次に出る場所によって違うでしょうか?もし、現在の場所に出ていた場合、文字通りその意味になります。しかし、過去や未来の場所に出ていたら、変わるでしょうか?

過去の場合、”悲しく思うかどうかは自分次第だった”か、”自分でやったことが原因で悲しく思うことが起きた”と読めますね。

では未来の場合はどうでしょう?基本の意味は同じ事ですが、これから起きることですので、”何かことが起こりますが、それを悲しく思うかどうかは、自分次第”ということになります。容易に変更できること、と読めますね。

次に死神とのセットで見てみましょう?死神は否定形ですから、”この悲しみも終わる”になりますね。ではこれが未来の場所に出ていればどうなるでしょう?

死神というのは、”そこに至るには遠い”もしくは”そうではない”ということになるのですから、同じように”悲しむことはない”もしくは”今辛い思いをしているのであればその悲しみが終わる”または”気持ちの部分で切り替えができて、悲しむことを止めにできる”と読むことができます。

いずれにしろ、カップというのは感情を表します。つまり、自分の心持ち次第で、いくらでも感じ方を変えることはできるわけです。事実である出来事なのか、それともただそう感じているだけなのか分けて考えることができれば、自ずとカップの5の状態から抜け出せるようになるはずです。

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ソードの2~暗闇は怖いし、もう動けない。

man holding a sword

このカードの持つエネルギーと、カード本来の意味

このカードは、ただただ暗闇が怖くて仕方が無いという状態を表す。怖いから常に臨戦状態なのだけれども、体は動かない。そして、動かないから余計不安になるということの繰り返し。

このカードのポイントは、目隠しをしているということ。両手に持つ剣をとりあえず置いて、目隠しをとれば明るくなり、そこから一歩踏み出すことができるのに、気づかない。ひたすら怖がって動けない。そんな膠着状態を表している。

では大アルカナと一緒になったら、どんなふうに解釈できる?

大アルカナ・小アルカナセットで読み解く時の例ー場所によるリーディングの仕方

例えば19太陽と一緒だったらどうですか?19太陽は、成功や家族のことを表します。

ですから「成功することを考えると、怖くて動けなくなる。」「家族のことを考えても、怖くて動けなくなる」ということになります。

では17番のスターと一緒だったらどうでしょう?スター星は、希望のカードであるとともに、ヘルスカードとしても使われるという話をしました。ですから、「怖くて動けない。それが自分に負荷がかかるという状態で、精神的にも健康を損なってしまう」といったような意味になります。

どのようなカードと一緒でも、ビクビクと怖がっているエネルギーを想像すると、リーディングしやすいでしょう。