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タロット3枚引き~やっぱりアドバイスも欲しいな編

chariot tarot card lying among red tulips

さて3枚引きの展開方法をもう一つご紹介しますね。

前回は、時系列ということで、現在・過去・未来で展開しました。
今回は、原因・結果・アドバイスカードとして展開していきたいと思います。

今困っていること、もしくは気にかかっていることの原因と結果、アドバイスを3枚(3組)だし、読み解いていきます。結果の時期は決めても決めなくても構いません。決める場合は大体半年先くらいまで。決めなかった場合は、今これから、割と近くになります。

そしてアドバイスカードは、その結果があまり良くなければ、そうならないためのアドバイス。結果がそこそこ良ければ、それに向かっていく(より強固にしていく)ためのカードになります。

今回は、引き続き私のお仕事のアドバイスをもらいました。せっかくですからね。デモの質問というよりは、 実際に役に立つものでリーディングしていきたいと思います。

質問内容としては、私の現在のお仕事ですね。この先少しどうなっていくのか。そして良くなるためのアドバイスカードを、もらいたいと思います。

大アルカナと小アルカナを別々にシャッフルします。そして、出てきたカードは・・・原因のところには太陽とペンタクルの7、結果のところには戦車と9カップス、アドバイスカードは恋人とワンドのクイーンが出ました。

・原因 太陽/ペンタクルの7
・結果 戦車/カップ9
・アドバイス 恋人/ワンドのクイーン

一組ずつ見てきたいと思います。

まず原因です。これは今の状態に至った原因を探ります。でたカードは、太陽とペンタクルの7。この太陽は「成功のために」とか「家族のために」とかですね。今までのことを考えてみると「家族のために」というのはあまりピンと来ないので、ここは成功のためにというのが、読み方として当てはまるような気がします。ペンタクルの7、「これは成果物を得るために種をまく」また「種をまいて、成果物を受け取る」という意味のカードです。

タネを蒔いて刈り取ることは、自分の意思だけではできないことです。タネを蒔いただけでは育たないですよね?水も必要ですし、光も時間も必要。忍耐も要ります。

そしてこれは、自分の力だけではどうにもならないことも示しているのです。ですから、原因としては「成功のために種まきをすること」転じて「成功のために投資する。」などとなります。

次に結果を見てみましょう。結果どうなるのか?戦車とカップの9です。カップの9は別名ホープカードと呼ばれる事もあります。このカードはなかなかに強力なカードで、スプレッドの何処に出ても、希望が叶うという説もあります。

カードを一枚ずつ見てみましょう。
まず 戦車ですね。この戦車は「方向転換する」とか「見方を変える」という意味があります。そしてもう一つ「転換」なので、あちこち色々変える、紆余曲折という意味にも捉えることができます。

次に9 カップですが、これは「物質的に」満たされている状態を表します。精神的なことはともかく、物質的なことは満たされるという状態ですね。これが戦車と一緒に出てきたと考えると、方向転換をすると成功すると読めなくもないです。
ただどうもしっくりこないので、ちょっとこれは置いておいて、アドバイスカードに行ってみたいと思います。なんかスムーズに読めないなと思ったときには、一旦保留しておいて、次を先に読むとしっくり来ることもありますよ。

さて、最後のアドバイスカードですが、恋人とワンドのクイーンが出ています。

この恋人というカードは、「無償の愛」や「 無垢な心」を表しますが、もう一つの意味があります。それは恋人を見つめているようで、実はその恋人を通して、自分自身を見ているんですね。これが自分自身というものを確信するという意味もあります。

で一緒に出ているのがワンドのクイーンですね。ワンドのクイーンというのは4枚あるクイーンの中でも、かなり現実的な性格をしています。

カップのように感情的でもなく、ソードのように切って捨ててしまうわけでもない。ワンドのクイーンは自信があり、物怖じしない、我が道を行く。だけれども、とても現実主義者でもあります。

ですから周りを見ずに、一人ただ突き進むというのではなく、現実的なところを見ながら、自分の信じる道を進んでいくんですね。ワンドですから、当然行動に移していくんです。

これがアドバイスとして、恋人と一緒に出ているのですから、「現実的なところを見ながら、でも自分の道を力強く進んでいくように。そしてそれこそが私自身である。」ということになります。

ここで、さっき保留しておいたところに戻ってみましょう。

結果のカードです。
アドバイスどおり、「自分の信じる道を進ん」だら、結果として、「方向転換するかもしれないが、物質的な満足は得られる」そんな風に読めますね。

最後に一つ注意事項があります。カップ9は確かにとても満たされたカードです。但し、それは物質面に限った話ですし、感謝の念を忘れないようにという条件付きなのです。

以上、原因・結果・アドバイスでした。

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タロット3枚引き~例えばこんな風に読めるよ編

close up of woman picking a tarot card from a deck held by another woman

じゃあ、実際に3枚でリーディングをしてみようと思います。

適当なお題がないので、私自身のことでやってみます。

私一人で仕事をしているんですけれども、仕事内容について何かしらアドバイスというか、今後の事も含めカードに聞いてみたいと思います。

形としては、現在・過去・未来、私の仕事はどのような状態なのかと聞いてみます。
アドバイス カードがないのがちょっと気になりますが、これは後で、必要だったら出すということで、この3組だけで読み取れるかどうかを、まずやってみますね。

大小アルカナを、質問内容を考えながら、別々によくシャッフルします。
私の置き方はまず、「現在」を中央に置き、次に左側に「過去」、そして「現在」の右側に「未来」という順番で、置いていきます。

人によっては、過去・現在・未来と左から順に、置いていく人もいます。どちらでも大丈夫です。
ただし、自分のやり方というものを決めましょう。

はい展開しました。まず展開されたカードをご紹介しますね。

「過去」隠者/カップのナイト
「現在」星/ペンタクルの3
「未来」太陽/ペンタクルのナイト。

この3セットになりました。

小アルカナ3枚の内、2枚がコートカードですね。枚数の割合からしたら、コートカード多めです。

コートカードが多く出るときは、単なる事柄というよりは、自分自身の性格、周りの人によって様々変わってくるということが多いようです。

そして、これは見ても見なくてもいいのですが、何かの参考にするために、私はボトムカードを というものも見ています。

ボトムカードとは、シャッフルした後一番下にあるカードのことです。今回は大アルカナ 11の正義とワンドのナイトでした。おお!ここでもコートカード。しかもナイトですね。これでナイト 3枚になります。

ではまずボトムカードは置いておいて、現在・過去・未来の3組のカードから読み解いていきたいと思います。

まずわかりやすいように、現在の状況ですね。

スター 星と ペンタクルの3。
このペンタクルの3については、ついこの間メルマガ・ブログにも書いたんですけれども、成功しているけれど本当にやりたいこととは別の仕事・とりあえずの仕事ということになります。次にスターですね、これは希望を表します。

現在の状態ですね。なんとなくの希望。とりあえずの仕事、食べていけるだけの仕事が、本来の仕事とは別にあれば、いいな。ベーシックインカムのような感じで、そうしたら本来の仕事が軌道に乗るまで、余裕が出来るんだけどな~という感じでしょうか。

そして、それはすごい渇望するほどの希望というよりは、軽い希望ですね。だったらいいなラッキーなんだけどなーという感じです。

次に過去ですね。過去どうだったか。
隠者とナイトカップが出ています。

このカップのナイトというのは、理想の人を表します。今回は仕事について訊いて居るので、人自体というよりは、理想の状態表しているのかなあと思います。自分にぴったりの、そう天職と呼ばれるような。

で、大アルカナは隠者です。隠者はずっと探し続けると言うこと。
この2枚を併せると、何かを始めるにあたって、とりあえずというよりは、「理想がなければいけない」「理想をずっと探し続ける」そんな状態だったということですね。

そして最後は未来ですね。太陽とペンタクルのナイトの組合せでした。

太陽は成功、または家族なんですが、この場合仕事の事を聞いているので、成功するためにでしょうか。
そして、ペンタクルのナイトというのは、地道にひたすら堅実に、しっかりと色々やって行く。そんな状態を表しています。そして、そんな人の性格を表しています。

ですから、成功のためには、やるべきことをきっちりとやって行く。
そしてそれが未来に出ているので、成功するために、堅実に一つ一つ着実に行っているという状態が見て取れます。

そういう状態なので、すごい大成功しているかというと、そういう風には見えないんですが、でもこの流れを見ていくと悪くはありません。

過去は理想を追い求め、現在は理想では無く、現実に根ざした、食べるために十分な仕事が出来たらいいなとなっています。そして未来、成功のために、堅実に着実にゆっくりと、そして合理的に行動していくという流れになっています。

この流れを見るにアドバイスカードは必要でしょうか?

”堅実に着実にゆっくりと、そして合理的に行動”していけば成功出来そうですので、この流れに乗って行けば良さそうですね。

そして最前書いた、ボトムカード。
チェックする人もしない人も、色々なんですが、私は気が向いたら、見ています。

今回なんとなく気になったので、ちらっとみたら、ワンドのナイトが出ていました。
これでナイト 3枚目ですね。

何かナイトという種類自体にも意味があるのかもしれません。

とりあえず普通に読んでみましょう。11正義とワンドのナイト。

大アルカナ正義は、自分にとっての公平性で、決断するということでしたね。
ワンドのナイトというのは、何か思いついたらすぐにでも行動する。早い行動力ということ。
2枚を合わせると、自分の基準で(直感でも大丈夫です)、ここだと思った時には、素早く決断し行動すること。どうやら、これがアドバイスカードのようです。

日々やると決めたことは淡々と進めながら、何かを思いついたらそれを自分基準に照らし合わせ、良いと決断したら、素早く行動する。これを続けて行けば良さそうです。

そしてもう一つ気になるのは、ナイトが3枚も出ているということです。

3枚のナイトは、友愛や兄弟愛、何か驚くような突然の変化や、急速な展開を示すこともあるとのこと。
ナイトは風を表すので、コートカードの中では一番素早い動きをします。

そして、出ていない残りの1枚はソードのナイトです。ソードがないということは、思考や過去に捕らわれるのでは無く、ソードのナイトが表す、焦りも無用ということ。

このようにスートや種類が固まって出てくるときは、出てくるものだけでなく、出てこないものにも目を向けるということがポイントになることが有ります。

今回の3ペアのリーディングは以上です。次は 時系列ではなくて、三つ同列のリーディングを行っていきたいと思います。

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タロット3枚引き~並べ方編

set of tarot cards and glowing candles on desk

さて、次は実際の展開方法を見ていきたいと思う。

3枚引きは設定の仕方によって様々な事をリーディング出来ると以前に述べたが、今回は主に時系列に沿ったやり方で説明してみる。

まず時系列に並べるやり方は、私の場合は、真ん中に現在、左側に過去、右側に未来という順番で出すことにしている。また前回話したように、短い期間で同じ内容を見る場合には、現在・未来・アドバイスという組合せにすることもある。その場合は、一番手前側が現在、その上に未来、さらにその上にアドバイスという具合に置く。縦に並べるやり方だ。

私が展開するこの英国式というタロットの引き方では、大アルカナと小アルカナをセットで読み解いていくので、現在・過去・未来であれば、大アルカナ・小アルカナ1枚ずつ3セットが横に6枚並ぶ 形になるし、現在・未来 ・そしてアドバイスという風に見る場合には、大アルカナと小アルカナのセット 2枚が、横に並び、それが三段に並ぶことになる。

ちなみにこれは私が作ったものであって、皆思い思いのスプレッド 展開方法を作ってよい。

ただし、並べる前にその方法はあらかじめ決めておくこと。そして決めたらなるべくその方法をコロコロと変えない事が重要だ。

シャッフルが終わるときには、展開方法も、質問も明確にしておく必要がある。
なぜなら、そうでないと、自分に都合のいいように解釈してしまいがちだからだ。なるべく自分の思考が入らないような形で解釈していくのが基本中の基本。

不思議に思うのは、と言うか私も習い始め不思議に思っていたのは、「なぜ未来だけを見てはいけないのか?」ということだ。そう思いません?
なぜ現在を見て、過去まで見なければいけないのだろう?あまり意味がないのでは?だって分かってることだもの。と疑問に思うのではないでしょうか。

ここで少しタロットでわかることについて、考えてみたいと思う。

タロットというのは、その人(相談者さん)の潜在意識にアクセスし、それを表に出していく物。はっきりとわかるのは、現在のことだけということになる。

はっきりわかるのは「現在の状態 」「現在の潜在意識」。じゃあ、過去はどうやって分かるの?それは、現在から見た時に、きっとこんなことがあって、現在の状態に影響を与えているのではないかというところを見るのと、潜在意識に刻まれた、過去の記憶から。

そしてなぜ未来が分かるのか?それは過去から現在の流れを見て、現在こんな状態だったら、きっと こうなんじゃないかと言うことを、今から類推するという形でカードが展開されていくため。

だから現在が変われば、当然のごとく未来も変わってくる。これが未来は変えられるという所以でもある。

というわけで、ここから考えるに、過去と現在を見るのは答え合わせという側面が強いということ。

今更答え合わせでもないと思われるかもしれないけれど、ここがあまりにかけ離れていると、実際の、口に出した質問よりも、もっと大きな、心にかかっていることが別にあるんじゃないかと類推される。

たとえば、「キャリアアップのために、転職したいがどうか」という質問に関して、人間関係を示唆するカードばかりが出てきたり、結婚の時期についての質問なのに、やたらと登場人物が多く出てきたり等がある。

口に出している以上に、より解決しなければならない問題があったり、なかなか口に出せないけれども、大きく心にかかっている問題があったりする場合の多い。

その場合は、その問題を解決するのが早道で、何よりその問題を解決しておかなければ、いつまでたっても他の問題も解決していかないということになる。

そんなことも分かるので、過去のカードはやっぱりある程度必要なのだ。

と言うわけで、3枚あるいは3セット展開する方法と、並べる意味を説明してみた。次回は実際に展開したカードを解説してみようと思う。

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タロット3枚引き~導入編

healthy wood man love

タロットカードの展開方法を示す、スプレッドというのは何種類もあるが、3枚引き(私の場合は3 ペア)は、基本の展開方法の一つ。

この3枚で読み解く方法というのは、複数枚で読み解くスプレッドの本当に基礎の基礎となる、大事な 読み解き方。この読み方がわかれば、さらに枚数が多くなった時の、それぞれのカードとの関係の読み解き方のコツも分かるし、リーディング全体をまとめるのも、だいぶ上手くなると思う。

なので 1枚引き(ワンペア)で、それぞれのカードの意味を取るのに慣れてきたら、3枚引きに挑戦してみてほしい。そしてこの3枚引きは、設定の仕方によって、様々のものが分かるようになっている。

一般的に多く使われるのは時系列だ。
現在過去未来という具合に、3枚あるいは 3 ペア展開して、そこから物事を読み解いていく。ただカードの本来の使い方である、のぞむ未来を引き寄せるためには、”さらにどのようにしたら望む未来になるか”という、アドバイスのためのカードも展開しなければならない。

しかしこの際とりあえずそこは、置いておくとして。まずは読み解き方の練習をするのが先だから。

また時系列で言えば、割と何回も同じお題でカードを展開している場合、現在・未来・アドバイスという引き方もある。過去はそう頻繁に変わるわけではないからね。

どこに何を置くかは、カードを展開する人自身が決めて良い。ただここで一つとても大事なことは、カードを展開する前に、どこに何を置くか、そのカードは何を意味するのかということを、前もってちゃんと決めておく必要があるということ。

忘れてしまいやすい人は、紙などにどの場所は何を表すということを書いて、展開すると良い。

次は実際の展開方法と、読み解き方の例を説明します。今回はここまで~

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小アルカナA~全ての始まり

全てのA

まずは、カップのA。
新しい愛の始まり。これはエースなので全てのエース 共通することなのだが、始まりを表す。
カップなので当然と言えば当然に、感情を表す。

そして愛の始まりと共に、命も始まりも意味する。
なので別名、『赤ちゃん カード』とも呼ばれる。

潜在意識にこれが出れば、何かしら、愛を始めたいという気持ちの表れであるし、赤ちゃんが欲しいと言う気持ちの表れでもある。

また未来の部分にこれが出れば、その未来での赤ちゃんの誕生を示唆するものであり、過去の部分にこれが出れば、実際の赤ちゃんの誕生であったり、何かしら新しい愛が芽生えたと言うことが、現在の状況に影響を及ぼしているものだと見る。

いずれにしろ温かい感情が状況に影響しているのだ。

次に、ソードのエース。
これは決断を表す。過去からの経験、頭の中で考えたこと、それ等に伴って何かしら決断することがある。
バッサリと決断できる。いいか悪いかは置いておいて、とにかく決めることができるのだ。

ただ決断と言うと、大アルカナ11の正義と、かぶるものがあると思うかもしれない。
この場合11の正義は、自分にとっての正義を持って、裁くということを表す。

しかし、ソードのエースに至っては、自分にとっての正義はあまり関係がない。
ただ今までの経験に照らし合わせ、決断するという”行為そのもの”を表す。実際に人に言わなくても、心の中で決めればそれが決断である。

ワンドのエース。これはワンドなので、未来に向かっての行動。エースなので、やはり始まり。未来に向かっての行動を始めるということに他ならない。そこには何かの感情が働くであるとか、そういうこととは関係なく、「ただ行動を始める」というだけのこと。行動しなければ何事も始まらないので、これはどちらが鶏で、どちらが卵かということにも通じる。

そして最後はペンタクルだ。前にどこかで話したかもしれないけれど、ペンタクルというのは成果物だ。

過去の経験に裏打ちされた、「思考であるソード」と、「現在の感情であるカップ」、そして「未来へ向かっての行動であるワンド」。この三つが合わさって初めて、成果物としてのペンタクルが生まれる。

だからペンタクルのエースもその通り、ワンドのエースのように同じ行動であったとしても、そこには 実際的な成果物が伴う。

ペンタクルの中には”感情”と”行動”と”思考”が内包されているのである。そのぶんバランスも良く、実現された結果手に入れるもの、という意味合いが大きくなる。
それはエース以外でも同じだ。ただエースというのは、何事も始まりを表す。だからここから始まるという希望にあふれた数字でもある。

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ソードの6~お助け舟、いつもくるとは限らない

タロットソード6

お助け舟がやってくる?

ソードといえば 思考の中の出来事。
さて、ソードの5で自分の頭の中の葛藤を表すとすれば、次にはどうなるか。
それがソードの6の状態。

葛藤があまりに続くと、あるいはそこから抜け出したくなるもので、なんとか 逃げ出そうとする。

逃げるためにはどうするか。自分でそこを抜けるか、はたまた人の何かをあてにするか。

そこで、まあまあタイミングよく誰かが助けてくれるとする。それが助け船。

ソードの6は、タイミング良く誰かが助け舟を寄越してくれる。または、悩むより楽な方へ逃げたい。そんな思いから、今あるものを後ろに置いて、とりあえず一時的にでも逃げるということを表す。

逃げるのは別に悪いことばかりではない。策もなく、戦ってただ疲弊するよりは、一時的にでも待避して、態勢を立て直すのも一つの方法だ。

かといって、いつもいつも人の力をあてにして、楽な方へ 楽な方へと逃げ続けても、悩みはなくならず、後からずっと追いかけてくる。

どちらがいいかはその時次第だけれど、逃げるのも一つの手。ただそれは一時的な手に過ぎない。

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エプソムソルト~身体を整える

interior of bathroom with skincare supplies

前にもどこかで書いたような気がするが、エプソムソルトなるものがある。
ソルトと名は付いているが実際は塩ではない。その実態は硫酸マグネシウムだ。

エプソムとは発見されたイギリスの地名、そして塩のような形状からソルトと呼ばれている。

温泉にも含まれている成分で、肌荒れ などにも良いと言われている。そしてマグネシウム なので、マグネシウム不足からくる疲れや、足のつり などにもとってもよく効く。

何より マグネシウムは口から摂るよりも、皮膚から摂取する方が効率がいいと言われている。確かにその通りマグネシウムを口からとっても、下手すればお腹を壊すし、効いて欲しい場所にピンポイントに届くとは限らないからだ。

ふくらはぎがよくつる時などは、マグネシウムオイルを直接ふくらはぎに塗るけれど、全身の疲れにはやっぱり湯船に入れてしまうに限る。

本当に効くのだろうかと疑問に思う方も結構いらっしゃると思うけれど、何よりお湯が柔らかくなる。
温泉のようにといった感じだ。かといってお風呂上がりにベタベタするということもない。柔らかくなるという表現がぴったり。

マグネシウムオイルの場合、マグネシウムが足りていないと、表面がちょっとピリピリしたり痒くなったりすることはあるけれど、そんなのは放っておけば1日 2日でなくなってしまう。エプソムソルトの場合、そこまできついことはない。

それより何より嬉しいのは、眠りが深くなることだ。当然寝つきも良くなる。
かといって夜遅くに湯船に浸かるのは逆効果。深部体温が高くなって寝つきが悪くなってしまう。

おすすめは夕食前に入ってしまうこと。ぬるめの湯でゆっくり入ると、体も温まるし湯冷め もしにくい。

ここまでは一般的な効果。

私がそのソルトの入った湯船の好きなのは、もう一つ理由がある。
浄化だ。

塩ではないのに浄化?

エプソムソルトはオーラを整えるとか、エネルギーを活性化させると言われている。

実際に直接作用するかどうかは分からないけれど、筋肉を柔らかくし、疲れを取る。
自分のエネルギー値がアップすれば、外敵を跳ね返し、自浄作用もアップする。自己免疫機能も上がるわけだ。
筋肉が柔らかくなれば反応も良くなるから怪我もしにくくなる。

そんなところから、浄化のために使うと言われているのかもしれない。「この頃どうも体が重い。」とか、「なんだか怪我しやすいな。」とか、「どうも運気が下がってる気がする。」という方は、一度騙されたと思ってエプソムソルトの風呂に入ってみて。
温泉のような水質で気分は上がるし、よく眠れ結果体調は良くなるはずだから。

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大アルカナ11正義~誰にとっての正義なの?

さてまず初めに、大アルカナ11番正義、ジャスティスだけれど、ここでは11番 として扱うが、ものによっては8番として扱うものもある。
その場合は、ストレングス力が11になる。

で、11としての正義ジャスティス、これは正義の女神が、片手に天秤、片手に剣を持って、何か決断を下そうとしている光景が描かれている。

この女神は何をしているかと言うと、公正さを見極め、それによって剣を持って決断をしようとしている。

じゃあ、この”公正さ”というのは何を基準としているのか?
これは”自分にとっての”公正さを表す。

自分にとって、フェア かどうかということで決めましょうと言うこと。

いくら世間が”これが正しい”と言ったとしても、自分にとってそれはフェアではない、正しくないということであれば、決めなくていいし、周りがいかにそれは違うといったところで、ポリシーや自分自身の在り方に沿っていれば、そこは決断して進んでいって大丈夫ということだ。

全て自分次第。
しかしその根底にあるのは、正しいことをしたいという正義感である。
ただしその正義感の基準は自分。
判断するのも自分、行動するのも自分、フェアに思えなければフェアになるように行動していこうということ。

大アルカナなので、すごく いろんな意味を包括しているし、一緒に出てくる小アルカナによっても、意味はいろいろ変わってくる。

例えばワンドの4だったら、自分にとって良いと思えることなら、結婚するなり、ベースとしてしばらく止まるなり、落ち着くのもよし。
ソードの5なら、何が自分にとってフェアなのか、頭の中でひたすら葛藤している。まだまだ答えは出ない状態、などとなる。

正義感を頼みに、決断して事を進めるか、バッサリと切って捨てるか。悩ましいところだ。

ついでに言えば、この正義というカード、天秤座の守護カードであり、ハウスで言えば 7を表す。
天秤座の人のためにこのカードがでれば、重要な意味を持つし、助けてくれる存在でもある。

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ソードの7~罪悪感と贈り物

pastel colored gift boxes

ソードの7 といえば、盗人がちゃっかり剣を盗み出し、抜き足差し足で逃げようとしている様子が描かれている。

一般的には、ちゃっかりと、要領良く物事を進めていくと言うことを表す事が多いが、同時に何かを得たときの罪悪感と感謝をも表す。
罪悪感と感謝のどちらを表すのか?それは両方である。

人間うっかり、自分が受け取れるはずだ、と思っているもの以上のものを受け取った場合、素直にただありがたいと、 受け取れる人ばかりではない。
ラッキーと思って受け取っても、後には罪悪感が残る事が多い。
なぜ自分はそれをもらえたのか?自分ばかりもらえて何か悪いことをしているような。

本来なら贈り物というのは、誰かがそれを差し出して、受け取ってありがとうと言った途端にその取引は終了しているはずだ。
そのものをくれた人は好意からくれているのであって、受け取る方は感謝して受け取る、ただそれだけでいいはずなのに、世の中にはお返しなるものが存在する。
そしてお返しを返さなければ、イーブンではないという考え方が一般的にある。

『これだけしてあげたんだから、ちゃんとお返しをしてちょうだいよ。』言外に勝手に(偶さか言葉に出して)そんな言葉が込められていたりする。

送る方はそう思っていると、お返しがないと何かモヤモヤした気分になる。
もらう方はと言えば、その思いを勝手に(あるいは正しく)感じ取っては、ありがとうというよりは、とても面倒くさい、うっとうしい気持ちになることがある。

そしてお返しをしないと「借り」がそのままあるような、罪悪感だけが残ってしまう。

そうすると せっかくくれたその贈り物にも、感謝の気持ちが湧いてこず、ただお返しをしなければという義務感だけが残るのだ。
こうなると、実際に相手がどんな気持ちでそれを送ってくれたのか、ということはどこかに飛んでいってしまう。

でもはたして、相手は罪悪感を抱かせるためにその贈り物をくれたんだろうか?
ただ喜ぶ顔が見たくて選んでくれたのではないか。
だとすれば、ありがたく頂いて、嬉しいですという感情を返せば、それでその取引は成立。終わったことになる。ありがとうという言葉を貰っておきながら、更に別の物までよこせとはそれではタダの強欲である。

贈られた方はと言えば、そこで十分感謝の気持ちを表し、味わったなら、次に何かの折に、その贈り物をくれた人のことをふと思い出して、何かこちらから贈りたくなるかもしれない。

そうしたらその時がタイミング。『ただ自分の罪悪感をなくしたいためだけに、何かを送る。』それでは相手にちゃんと届かなくて当たり前だ。
何かをうっかり手に入れたら、ちゃんと受け取りましょう。そして、感謝しましょうと言うお話。

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ソードのペイジ~迷える子羊・・

man holding sword

この子は迷っていた。
いつも迷っている。
早く何かをしたくて、行動も素早いほうだ。でも、頭で考えると迷いが出てくる。気持ちばっかり急く。

身体は未来を向いて、でも気になることがあるのか、ふと過去を振り返る。
”うまくいかないかも”
そんな気持ちでつい迷いがでる。

臆病なのか?いやでもそうでもない。思いついて素早く行動できる時もある。でも行動したとしても いつも迷う。

あれでよかったんだろうか?これでよかったんだろうか?

ソードのペイジは、迷いのカード。
自分の行動にいつも迷う。ただ若さもあって、気持ちも強い。考えてばかりで動けないわけではない。

問題は、その原因がどこにあるのか、自分ではなかなかわからないこと。
そして、それを探し当てる事にある。

例えば大アルカナタワーと一緒に出たら、”理想が高い あまりに迷ってしまう”となるし、大アルカナフールと一緒に出たら、”軽い気持ちで始めたものの後で迷う”となる。死神と一緒に出たら、”ひたすら迷う気持ちも、もう終わり。”となる。

でもここでのポイントは、ソードのペイジはコートカードだということ。
人物カードは一筋縄ではいかない。
それはあなたの性格を表しているのかもしれないし、実際にいる人物を示唆しているのかもしれない。

この子は何を言いたいんだろう?なぜ今、この場所で出てきたのか?
ねえお前は何を言いたいの?私に伝えるべきことがあるでしょう?
丁寧に聞けば、その心のうちの迷いも話してくれるかもしれない。

迷いを振り払うには、その迷いと元となるものをさらけ出す事が、肝要なのかもしれない。