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大アルカナ2女教皇~いつかきっと

woman wearing a dress

タロットカードの説明は色々してきたけれど、どうしても小アルカナに肩入れしがちであるということに気がついた。

なんせ今の時点では、大アルカナは16タワーと11正義だけだ。

なぜなんだろう?きっと大アルカナ1枚のほうが、たくさんの意味を包括しているし、一筋縄ではいかないからだ。というわけで今回は大アルカナ2女教皇。

この女教皇というカードは、大アルカナカードの3番目に当たる。なかなかに重要なカードでもある。

そもそも女性の教皇というのは存在しないし、絵柄も教皇というものからは遠い。ただ何故このカードが重要かと言うと、このカードには、女性に備わっている全ての良いものを体現しているということにあるからだ。

性格の素晴らしさ、女性としての美しさ、とても機知に富んで学ぶことをやめず、静かに自分を高め続ける。中でも、書物からの知識を吸収し続ける、というのが大きな特徴だ。

大きな特徴としては「静」と「動」で言うと圧倒的に「静」であるということだ。「静」であるということは、いざ動こうとしても、なかなか動けないということも表す。

今の位置からなかなか移動しないのだ。何かを始めようとしても、「いつかやろう」「将来的にいつかきっと」という気持ちだけで、実際に行動に移すかと言うと、なかなか移さない。

行動に移さなければ、不安ばかりが膨らんでいく。そしてこのカードは、ポジティブのカードと一緒の時でさえ、いつかこれをやろうと思いながらあまりに動かず、ネガティブのカードと一緒では、「いつかきっとこんな風になるのではないか」と心配し続けることになる。頭でっかちになりすぎるのも考えものだと思う。

何事も、感情と行動と思考が一体になって、初めてしっかりとした成果になるのだから、そういう意味ではこのカードはまさに思考のカードと言える。

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クレア能力その2~聴く・感じる・知る

green tree near green plants

さて、昨日クレアボヤンスについて書いたので、残りの三つについても書いていきたいと思います。

まず、クレアボヤンス(霊視・透視)はその名の通り、ぼんやりしたものでも、画像として見えることを表します。

で、『見る』と対をなすもう一つの大きな感覚と言えば、当然『聴く』となりますよね。これはクレアオーディエンスと呼ばれます。

これは、聞こえるはずのない声を聞くことを表します。お告げを聞くなどというのがこれにあたります。はっきりその声を聞くというよりは、『そう言っていると感じる』という風に受け取る事が多いようです。

ところで、この声(音)というものですが、以前哲学的な問題で『誰もいない森で木が倒れたら音がしない。』というものが、有りましたね。

音は空気の振動でそれを感じるから、誰も居なければ音も存在しないことになる。

では、その人の耳が聴こえない場合はどうなるんでしょう?音は存在するんでしょうか?では聞こえるはずがない声は、存在しないんでしょうか?

閑話休題。クレアの話に戻りましょう。『何か言っているのを感じる』となると、次の感じるというクレアセンシェンス(これは霊感にあたりますが)にも関係します。

このクレアセンシェンスは、予感や直感などともいい、なんとなく感じるというのが、大きな特徴です。

そして、最後のひとつがクレアコグニザンス(霊知)というものになります。

はっきりとわかる。確信する。なぜか知っているということですね。今までの経験では分からないはずのことなのに、なぜか知っている。生まれながらにして分かっているというようなことになります。

クレアセンシェンスをずっと使っていくと、予感や直感程度に感じていたものが、しっかりと確信するクレアコグニザンスに変わっていくこともあるようです。

いずれにしろ 知らずに使っていることが多いのですが、あまりに頻繁に使っていると、とても疲れるので気をつけるようにしましょう。

また、人混みに行くと、何故か疲れるなあと思う人は、知らず知らずのうちにその能力を使っているのかもしれません。一度気をつけて見てください。もし疲れすぎるようなら、バリアを張ることも覚えましょう

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クレア能力その1~クレアボヤンス

person holding clear and red floral ball

クレア能力って聞いたことありますか?サイキックのお話です。

クレア能力は、主に4つあります。

まず、一番有名な、クレアボヤンス(霊視)。次にクレアオーディエンス(霊聴)。そして、クレアセンシェンス(霊感)・クレアコグニザンス(霊知)と続きます。

今回はこのクレアボヤンス(霊視)についてのお話。

まずこの4つの力は、生まれながらに皆が持っている能力になります。
「なんとなくそんな気がした。」「よく分からないけど、直感が働いたの。」と言うのがこれに当たります。

クレアボヤンスは、裏にしたカードの記号が見えたりするのがわかりやすいですが、オーラが見える等もそれに当たります。そんなの分からないよと言う方がほとんどでしょう。でも、実際に肉眼で見えなくても、心に絵として思い浮かべる事もこれに当たると言われています。

あれ?これ普通にみんなやっていますよね?記憶を呼び覚ますときに、普通に絵として思い起こしませんか?

さらに、子供の頃はなんの疑問も無く、心の眼で見えていた物も(自分にしか見えない友達とか)、大人になるにつれ、「見えるはずが無い」という思い込みで、見えなくなってしまうのです。

そしてこの「心の眼」を開花させると、今まで見えなかった沢山の情報を「視覚」という形で、取り入れることが出来るようになると言われています。そして、訓練すればかなり見えるようになります。

ただ見えるようになると言うことは、いろいろな情報を吸収すると言うこと。ちゃんとしたクリア方法を知らなければ、余分な物も吸い取ってしまうため注意が必要です。
かく言う私も、知らずに色々使っては疲れ果てて居ました。そこに居る方の事を分かろうとして、意識を集中すると知らず知らずの内に使ってしまうんですよね。

今ではタロットリーディングの時には、サイキックは使わないようにしていますし(使わなくてもリーディング出来ます)、うっかり使って余分なエネルギーが付いちゃったなーという時には早めに落とすようにしています。

クレアボヤンスを開化させたい方は、クリア方法も一緒に習って下さいね。

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ワンドの5~わかって欲しいのこの気持ちーじゃあソードの5は?

wall of fresco

ワンドの5といえば、棒を持って、てんでに争う5人の男達が描かれている。

これは、なぜかカップの3から繋がっていると言われる。上手く気持ちをシェア出来なかった時に、わかって欲しくて、主張しあう。そんな状態。

単純にみれば、これで終わりなんですが、タロット習い立ての頃の私には、ここでもう一つ気になることがありました。

ソードの5との違いが良くわからない。

ワンドの5は、絵的にも、感じもソードの5と似ていますね。ソードの5も争っている絵だもの。でね、当時の私にはその違いが、良くわからなかったんです。でもやっぱり違う。

ではどこが違うんでしょう?

それはね、ワンドとソードってこと。

そりゃそうだって?もう一回整理してみましょう。ワンドは『未来に向かう行動』ソードは『過去からの記憶と思考』

もう少し分かりやすく言うと、ワンドは『行動』。行動は、外に向かいます。争うとしたら、外に、他人に向かう。

じゃ、ソードは?ソードは『思考』です。思考は頭の中で行う。それの争い。

というわけで、ワンドの5は他人との争いを表します。行動を伴う争い。議論など。

対してソードの5は、自分自身との葛藤を表します。独りで苦しむ状態ですね。同じところをぐるぐる廻る。抜け出せない。まさに絡みついた、葛藤状態。

こう考えることが出来るようになったら、もう迷うことはなくなりました。

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ワンドの2と3~2枚纏めて行っちゃうよ

sailboat sailing on water near island

ワンドの2と3というエネルギーがある。

どちらも似たようなエネルギーだ。自分の世界を広げるというエネルギーになる。でもやっぱり2と3 だから何かが違わなくちゃいけない。一緒だったら一枚でいいものね。

具体的には何が違うんだろう?

ワンドの2の場合、自分の世界を広げたいという思いがあふれてるという感じ。
なんとなくの展望。まだ具体的なところは何も煮詰まっていない。足元が固まっていようが、固まっていなかろうが広げたいなという気持ち。

対してワンドの3はどうだろう?

さあ、広げようというのは同じだ。ただちょうどいいタイミングを待っている状態である。

計画はもう立ててあるし、具体的な目標もある。チャンスがあればすぐに行ける。「待てば海路の日和あり」「待って」居る状態にあるということだ。海の向こうを眺め、”さあこれから出かけるぞ”という気概十分。
安定するにはまだまだ早い。今は動く時なのだから。

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タロットは何で当たるんですか?

set of tarot cards and glowing candles on desk

タロットは何で当たるんですか?

不思議なことにそう聞かれる。そもそもなぜか、「タロットって当たるんですか?」とはあまり訊かれない。

ただ、当たるだけでは大して意味は無い。重要なのは、その結果を持って、どう自分を行きたい方に方向修正するか。

先日 1 オラクル(1枚のカードでリーディングする)でメッセージを送った時に、「何通りの中から、このメッセージを導き出したのですか ?」と聞かれた。私の場合は、大アルカナ1枚と、小アルカナ1枚の一組 セットで読み解くので、この場合は大アルカナ22枚と、小アルカナ56枚を掛けた数、1232通り分のメッセージが導き出せることになる。

ただ同じカードが出たとしても、その時の状況、その人の状態、あるいは直感によって、さらに何通もに読み解くことができるので、厳密にはこの何十倍にもなる。

で、さて元に戻って、「なぜこのメッセージが導き出せたのか?」は、はっきり言ってよくわからない。メッセージを送る人のことを思い浮かべ、質問を口にし、気が済むまでシャッフルして、いいだろうなと直感が私に告げたところで、シャッフルを終える。

そして導き出した 一組のカードから、メッセージを読み取るのだ。それがどのようなシステムで私の所に来るのかもよくわからないし、当たっているのかどうかもよくわからない。多分当たっているんだと思う。だから、冒頭の疑問の答えはこうなる。「私にもよく分からない。」

ただ何度も言うが、重要なのは当たる当たらないではなく、その結果をどう使うかということ。たとえプラセボでも、役に立てばそれで用を成したことになる。これからもそうやって使っていくつもりだ。

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NOTE フォント

NOTEがロゴを変えた。

東証グロース市場に上場した。

で、その陰に隠れて(?)フォントまで作っていた。

フォントって、手で一つずつ作るんですよね。凄く手間がかかります。でもその分存在感もあるんですよ。

DTPを扱うわけでもないNOTEが、なんでフォントを作ったんでしょう?

きっと『文字』というものを、凄く大事にしているからじゃないのかな。
きっとこれからも、大事にしてくれる。

オリジナルフォント、本文にも使えるようになったら、いいな。

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タロットの中の占星術

light woman relaxation abstract

占いにも色々な種類があって大きく分けると、命術・卜術・相術となっている。

命術というのは生年月日・場所などによる占いで、個人に固有なもの、そして生涯変わらないものである。そして卜術というのは、その時その時の瞬間を切り取って占うものである。相術というのは、人に向き合って行う占いのことである。手相・顔相などがそれにあたる。

タロットはこの中の卜術、占星術は命術に当たる。

そしてタロット というのは比較的新しい占いに分類されるので、それまでの占いの影響をだいぶ受けている。

例えば12星座それぞれに対応する、タロットカードというものが存在する。そしてそれぞれのタロットカードが、その12星座の性質の一端を見事に表している。

例えば 牡羊座の守護カードは皇帝だけれども、牡羊座と同様にエレメントは火、その性質は自ら動くことにある。そして守護カード というのは読んで字の如く、スプレッドの中にそのカードが含まれていた場合、本来の意味プラス、相談者さんの本来の性質が色濃く出るという意味にもとれる。

例えば私は魚座なので、守護カードは「月」になる。
「月」のカードと言えば、「将来が不安で仕方が無い」であるとか、「はっきりしない」など碌な意味が無い。勿論カードには基本良い悪いもないし、全て必要なカードなので無くては困るのだが、期待する結果の所にこのカードが出ると正直「あーーあ。」と言う気持ちになる。

そんなときに気を取り直すには、この守護カードという位置づけはとても良い。
そもそも「不安になりやすい」や「二面性を持つ」「はっきりしない」等は魚座の特性。
そんな特性が発揮されると思えば、対応策も取りやすい。

「不安になりやす」ければ、「準備をしておけば」いいし、「二面性を持つ」のは「柔軟な考え方」とも思える。

その他にもスプレッドにも占星術の「ハウス」を使った物もあるし、関係は深い。このように、タロット単体で見るのでは無く、占星術などと組み合わせると、新たな一面が見えてきて興味深い。

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4人のクイーンpart2~火と土の女王

brown and gray rocks on seashore during sunset

さて 四人のクイーンの後半です。

今回はワンドと、全てを内包するペンタクルの女王です。

まずワンドから。ワンドとは、未来に向かって行動するエネルギーを表します。ただし、このワンドのクイーンは、やみくもにただ突っ走るというだけの性質ではありません。

このワンドのクイーンはワンドのコートカードの中でも、一番の現実主義者です。自信があり、我が道を行く。物怖じしない。だけれども、ただとにかく行動するというだけではありません。現実を見て行動するのです。

その性質から、とても 敬愛されています。インスピレーションを感じ、行動する時には、それなりの根拠があり、そのために実際の行動に結びつくのです。

ワンドにありがちな、ただ一瞬燃え上がるというだけではなく、持続して行動できるだけの、根拠を持っています。このカードが出ている時は、思いつき だけではなく、実際の行動として現れることが多いでしょう。

4人の最後はペンタクルのクイーンです。これはペンタクルという性質上、カップ・ソード・ワンドの三つをすべて内包しています。

例えて言うなら、家庭内で結婚後目指す、理想の女性像であり、余裕があります。資力を持ち、裕福で慈愛に満ちています。このような状態を最終目的としているのです。

ただこのカードがマイナスに働くとすれば、あまりに完璧すぎて、周りの男性の逃げ場がないことぐらいでしょうか。ただ、それすらも理想としているのですから、表立って非難することはできないほどです。

そして全ての統合の結果として、出来上がるものですから、そこから動くことはあまりありません。動く必要 性を感じないのです。

新たに何かを始めたい時、今までにないアイデアを使いたい時などは、少し考え方が凝り固まっているように感じられることもあるかもしれません。ですが、変化のスピードがゆっくりなだけで、決して人の意見を聞かない訳ではないのです。そのスピードに物事を合わせて運んでいけば、ちゃんと運ぶはずです。

女性の相談者さんでこのカードが出る時には、本人がその状態と言うだけで無く、理想とする女性を表すこともあります。対して男性が相談者さんの時にこのカードが出る時は、「自分には過ぎた妻だ」と思って居ることが多いようです。

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4人のクイーンpart1~水と風の女王

body of water during dawn

さて、4人のクイーンである。
私はこのコートカードの中でも、クイーンがとりわけ好きだ。私自身が女性であるということも影響しているだろうし、女性を表すコートカードがそもそも影響してると思う。

一応ペイジというのは、若い女性を表すとされているけれども、同時に子供を表す事もある。20代を超える大人の女性を表すのはクイーンとなる。そうすると女性の相談者さんでクイーンが出ると、ご本人自身を表すことが多くなる。相談者さんは女性が多いので、クイーンの担う役割というものは重いものになってくる。

ナイトは若い男性を表すし、キングは少し大人になった男性30代後半以降を表す。

男性は全体的に子供の性格をそのまま引き継ぐ人が多いし、ま、総じて子供っぽい。その分女性は早く大人になるというわけ。で、 4人のクイーンの話。

まずトップバッターは、カップのクイーンから行こう。

このカップのクイーンは、水の女性そのもの。全て、感情で生きている女。女性は全般に感情的だという世間の見方が多いけれども、いやいやなかなか現実的だよ。いやでも、感情とは今現在を表すのだから、頭で考えたり行動してから決めたりせずに、今現在のことで物事を決めるというのは、なかなか現実的なのかもしれない。

さて、でカップのクイーンはとても感情豊かで、すごく繊細な女性でもある。手に持っているカップすなわち自分の気持ちに、蓋をしてしまう。繊細すぎて、感情をまともに見ることが出来ない。但し持っているカップは、他のカップに比べ段違いに豪華である。優しく人をはぐぐむ性格ながら、気まぐれでも有る。ただ表面的には浮き沈みが激しいように見えるけれども、優柔不断なわけではない。キングよりは基準は変わらない。椅子の足元を見て欲しい。一応ちゃんと地面の上にあるこれがキングだと、椅子ごと海の上にある。ゆらゆら揺れて、留まるところを知らない。それに比べるとマシである。

とここまでは、女性の相談者さんの場合。男性の相談者さんの時にこのカードが出てくると、理想の女性を表す。うちの奥さんはすぐ感情的になって困ると、言う割には理想の女性がカップのクイーンというのも面白いものだ。一見弱々しい女性に軍配があがるようだ。

さて、次に見ていきたいのは、カップとは対照的なソードのクイーン。ソードのクイーンは4人のクイーンの中でも、間違いなく一番に頭が切れる。とても論理的で、理知的。理性でダメなものはダメと、さっさと剣の一閃で切り捨てる。そこに躊躇はない。

対してソードのキングは少しは躊躇う。躊躇う、躊躇わないはどこで見るのだろう?

それはカードの空を舞う鳥の数で見る。ソードのキングは何羽かの鳥が飛んでいて、あちらこちらへと、飛んでいる。少しは迷うようだ。対してクイーンはどうだろう?鳥は一羽 ひらひらと飛んでいる。一羽だけだ。他に迷いはない。

そしてもう一つ大きな意味は、ソードの時系列に関係している。
ソードの時系列は過去。相談者が女性の場合は、本人の性格を表すことが多いけれども、男性の場合は過去の女性を表す事も多い。すなわち、昔付き合った女性、もしくは母親である。またたまには、今付き合ってる女性と別れようとしている時にも出てくることがある。彼の中では既に過去のことになっているのだから。

なんにしてもとても多くのことを教えてくれるのだ。