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タロット上達のコツPart5

clear blue shore

タロット上達法一旦今回でおしまいになりますが、最後のポイントは二つです。

まず一つ目、どんな形でも、「展開したカードは記録を取って」おきましょう。

たくさん枚数を展開した時には、それを文字として記録しておくのは難しいかもしれません。その場合には、展開したカードの写真などを撮っておいて、後で記録をつけましょう。

そして簡単でいいので、その時のリーディングの状態を書いておきましょう。一言でも書いておくと、その時の状態というのは、後で思い出すことができます。これは後々思い出した時に、ふと別の解釈が浮かぶこともあるからです。

また、他人を占った時には難しいかもしれませんが、自分や近しい人を占った時には、後でその結果を聞くことができるからです。結果を聞いて、その変化を感じると、格段にリーディングも上達します。当たる当たらないでは無く、その変化を感じるのです。

何度も言いますが、当たる当たらないというのは、タロットリーディングの一つの側面に過ぎません。一見良くない結果の場合、回避できればその方が良いですし、その場合は当たらなかったとなります。

また、たとえ回避出来なかったとしても、リーディングで前もって知っておくことで、ただショックを受けたり、嫌な思いをするだけで無く、後で思い返せば「あのことが有ったからこそ、今がある。」と思える用に行動することも出来るわけです。

そんなときにふと思い出して、以前のリーディング結果を参照できれば、学ぶことが沢山有るのです。ですから、記録は付け、何かの折に振り返ってみましょう。

次二つ目ですが、「他人を占うこと」です。

よく、”自分は、まだまだ他人を占うほどではないから”と言って、自分ばかりを占っている方がいらっしゃいますが、仮にでもいいので、他人を占うようにしないと、なかなか上達しません。

自分では、声に出して占っているようでいて、どうしても頭の中で修正が入りますし、辻褄が合わなくてもそれで良しとしてしまうことが多いのです。内容で、よく分からないことがあっても、質問されるということがありませんので、人にわかるように伝える練習ができないのです。

まだまだ人を占うなんて、私には無理という方でも、親しい友人家族を、練習台にすればいいのです。そこから順に始めていけばいいのです。

実際に人を占うことによって、必ず上達するようになります。やはり回数がものを言うのです。そのうち慣れてきて、赤の他人でも何の抵抗もなくなります。

そして他人を占った時には、”何か良いところがありましたか”と聞いてみてください。悪い所がありましたか?直した方がいいところはありますか?と聞く方もいらっしゃいますが、自信がないうちはそれはあまりお勧めしません。それに、本当に直した方が良いところが有って、直せる場合は、人に訊かなくても、本人に最適なタイミングで分かるようになっています。

「あなたのためを思って」と言う言葉ほど、当てにならないものは有りません。そう言われたら、聞くのを止めましょう。

そして、「何か良いところがあったら、教えて下さい」とお願いしておくと、”気分が明るくなった””すっきりした””勇気が出てきた”などという言葉を、もらうことができます。それによって自信をつけ、次につなげていくのです。誰でも、初めは初心者なので、大丈夫。

あなたも必ずできるようになります。では今回はここまで。

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タロット上達のコツPart4

brown reindeer plush toy

さてさて、タロットリーディング上達のコツも4回目ですが、前回はそれぞれのカードの中まで入り込んで、カードのエネルギーを感じる、ということを言いました。

ここでもう一つ、大アルカナと小アルカナの違いについて、改めてお話ししていきたいと思います。

一般には、大アルカナは人生のステージのこと。節目節目のことを表す、と言われています。

愚者から始まって、世界で終わる、22枚のカードですが、それぞれの人生の節目を表しています。

何もわからないところ「愚者(フール)」から始まり、旅をしていくわけです。そして、最終的に「世界(ワールド)」で終わるわけですが、大団円と言われる「世界」で一度終わっても、人生の旅はそこで終わるわけではありません。

次のステージに、ひとつランクアップして、もう1度「愚者」から始まり、また「世界」まで進んでいくわけです。言うならば、螺旋階段を上るような具合に、ぐるっと一回りし、ひとつランクアップして、また廻るということを繰り返していきます。

ではそれに対して、小アルカナは何でしょう?

小アルカナは、それぞれの「日常の出来事」を表すと言われています。大アルカナのような、人生の出来事と呼ぶようなことを表すわけではありませんが、日々起きる出来事を表すのです。

毎日やはり、いろいろなことが起きますよね?その細かい出来事を表すと言われています。ですが、細かいからと言って、どうでも良いことと言うわけではありません。その積み重ねこそが人生です。

というわけで、必然的に小アルカナの方が、一言で表せるような事柄が多く、大アルカナのほうが、様々な深い意味で捉えられることが多くなってきます。

これらの違いに留意すると、2枚を合わせて読む時にも、1枚ずつで読むときにも、読み解きやすくなると思います。今日はここまで。

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タロット上達のコツPart3

silhouette of tree near body of water during golden hour

さてタロットの上達のコツPart3は、カード1枚ずつに注目してみましょう。今までスプレッドや、展開の仕方、読み方について行ってきましたが、もう一度カード1枚ずつに戻って考えてみたいと思います。

カードには一応それぞれの意味というものがありますが、最終的にはリーダーの感じ方に全てが委ねられています。ですから、正解も不正解もないのです。

ただ基本的なところは押さえておいて、自分の直感に従う唯一の正解と言えるかもしれません。そして基本的なところはタロットを習う場合であれば、一冊の本であるとか、一つの講座内で解釈の基本を学び、そこに少しずつ自分で好きなように足し引きしていくというのが、一番現実的なやり方だと思います。

少し1枚ずつの意味が取れたところで、一度行ってみていただきたいのが、普段使うタロットカードにより馴染むようにして頂きたいのです。

ウェイト版のタロットカードを使う方が多いと思いますが、時間がある時に、1枚ずつを改めて観て欲しいのです。

1.色はどうであるか、全体に明るい色かそれとも暗い色か?
2.細部はどうか?”すみに花がある”、”向こうの空が明るくなっている”
3.登場人物はいるか?居るとすれば、”左向きか?右向きか?”、”手に何かを持っているか”、”もし何かを持っているとすればそれは何か”、持っているものがまっすぐか、体は正面を向いているか、座っているか、立っているか?
4.構図はどうか?”他に構図の似ているカードはあるか”などなどなど、チェックする部分はたくさんあると思います。

機会があれば、それぞれの細部をじっくり見てみることをお勧めします。不思議とそれまで気づかなかったことに、新たに気づくということがあると思います。

そしてもう一つカードを見るときには、ただ外からカードを見るのではなく、そのカードの中に踏み込んで、自分が景色の一つになることを想像してみてください。

初めはその情景が想像しやすい、大アルカナを使うとよいでしょう。

例えばマジシャン、その中に入り込んでどうですか?マジシャンはこれから何かをしようとしていますか?机の上に色々出ていますね。何をしようとしているんでしょう?何か言おうとしていますか?それとも無言でしょうか?晴れていますか?暑い?寒い?他に誰かいるでしょうか?

例えば悪魔はどうでしょう?悪魔に捉えられている二人の人間は、そこから逃げようとしていますか?よく見てくださいね。鎖は緩いようですね。繋がっていますが、本気で逃げようとしているんでしょうか?聞いてみてもいいかもしれません。ゆるゆるの鎖です。慣れてしまって、案外居心地が良いのかもしれません。そしてそれは本当に悪魔なんでしょうか?近くに寄ってみたら違うかもしれません。

そしてストレングス(力)のカードはどうでしょう?ライオンと一緒にいますね。繋がれています。懐いて居るように見えますが、噛みついたりしないのでしょうか?エンペラー皇帝はどうでしょう?座っていますね。堅い石の椅子のようです。皇帝ならもっと座り心地の良い椅子でも良さそうですが、なぜそんな椅子に座っているんでしょう?そして、誰かに指示を出しているところでしょうか?それとも人が信用できずに、自分でやろうとしていますか?聞いてみたらどうでしょう?

今までの解釈本で書かれていた解釈と、違う解釈が思い浮かんだでしょうか?もし違っても、それはそれで正解です。

時々、機会を設けて、1枚ずつタロットカードを眺めてみることをお勧めします。きっとその度に何かしら新しい発見があるはずです。そうしたら、その発見を自分のノートに書き留めておきましょう。その時の気分と共に書き留めておくのです。後からきっとそれが助けになるに違いありません。では今日のところはここまで。

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タロット上達のコツPart2

teddy bear on sofa

さて、タロット上達のコツ第2弾ですが、今回は予告通りスプレッドの選び方です。

タロットのスプレッドは何種類もあるので、選ぶのに迷う方も結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。恋愛ならこれ、人間関係ならこれ、仕事ならこれという具合に、特化したスプレッドも結構あります。

ただここで初心者にありがちなのは、枚数が少ないものほど、読み解くのが楽という思い込みです。

確かに枚数が少ない方が、それぞれのカードの関係を考慮して全体を読む事を考えれば、楽かもしれません。でも、その少ない枚数で、質問の内容全てを網羅しなければならないので、逆にそこに足していくことが多くなるわけです。

さらに、カードを読むときは、そのまま読むのが重要なので、自分の経験や、意見などを入れることは出来ません。そうすると、「今日の行動指針は?」等の単純な質問以外では、少ない枚数では自ずと詰まってしまうことが多いのです。

ですから、私は初心者の人ほどケルト十字などのような、ある程度の枚数を展開するものをお勧めしています。1オラクルですべてを説明しようとすると、そこに自分の想像や、意見が入り込んでしまいやすいのです。それはもうすでにタロットリーディングではなく、単なる悩み相談になってしまいます。

本来、質問の答えは、相談者さん自身の中にすでにあるのです。タロットカードは、その潜在意識を引き出すために使うにすぎません。間違っても、リーダーの意見をいう場ではないのです。

ワンオラクルで読み解けるのは、ワンポイントのメッセージや、今日1日の行動指針など、限られたものに使うべきです。

ただ、ケルト十字のように10枚以上も展開すると、始めと終わりが辻褄が合わなくなるからまだ無理、という方もいらっしゃるでしょう。そんな場合は、気になるカードからまず読み解く練習をしてみましょう。必ずしも全てのカードを読んで伝える必要はありません。

それもまだ負担が大きいことであれば、3カードで展開するのが良いでしょう。タロットカード3枚あるいは3組で読み解いていくものです。

この3枚は、展開する場所によって自分の好きなように設定することができます。大概は、時系列「過去・現在・未来」という風に使います。アドバイスカードは別に1枚(若しくは1組)引けばいいでしょう。

もし過去がいらなければ、「現在・未来・アドバイス」という風にも使います。

あと私はあまりやらないのですが、「本人・相手・周りの環境」という風に展開する方もいます。

さらに展開する枚数や、回数に限りがあるわけではないので、一度3枚(組)を展開して、追加でまたもう一度展開するということでも大丈夫です。

大事なのは、シャッフルしながら”何枚展開するか”、”どのように展開するか”、ということを決めておくということです。シャッフルが終わるまでに、質問事項と展開方法は明確に決めておきます。

わからなくなりがちだったら、紙に書きましょう。相談者さんの質問事項も、簡単でいいので書くと良いでしょう。書いて相談者さんに確認することで、ポイントがずれてしまうなどということも回避することができますよ。では今回はここまで。次は「沢山の枚数を展開したときにどこから読み始めるか」です。

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タロット上達のコツPart1

adorable close up cute downy

さてさて、誰もが気になるタロット上達の秘訣ですが、やはり数をこなすということが一番です。

かといって、そうそう相手になってくれる方も、いるかどうかというところですよね。

それに相手がいると、やはり時間も合わせなければいけないですし、とりあえず一人でどうにかするか、となりがちです。

そこで、そんな一人でタロットの練習をしてみるという時に、有効な方法をご紹介しますよ。

まず必要なもの『クマのぬいぐるみ』ひとつ。後はカードが展開できるテーブルです。

ぬいぐるみといった時点で、大体予想はつくかもしれませんが、お客様役をしてもらうことになります。

ぬいぐるみといえど、馬鹿にしたものではありません。やはり目の前に、何かがいるかいないかで、心持ちも変わってくるというものです。そして、長年親しんだぬいぐるみであれば、たぶん悩み事のひとつやふたつ教えてくれるでしょう。

さて、ここからは実際のやり方ですが、まずは実際のお客様に相対した時のように、ちゃんと聞くことです。

まずテーブルの向こう側に、ぬいぐるみに座ってもらいましょう。そしてこう訊くのです。

『今日はどのようなお悩みでしょうか?』

すると、ぬいぐるみが何か悩みを答えます。例えば、『この頃働く環境での、ぬいぐるみ関係に悩んでいます。どうも上手く馴染めないんです。何か良い方法はないでしょうか』といった具合です。

ここでのポイントは、実際に声を出すこと。最初から上手く行かなくても大丈夫。彼らは辛抱強いですし、余計な口を挟まずに、ちゃんと最後まで聞いてくれます。練習にはうってつけです。

あ、ノートや本を見ながらでも大丈夫ですよ。何回もやっていく内に空で出来るようになります。先にカードの意味を、覚えてしまいたい人はそれでも大丈夫。それよりも声に出す方が重要です。

そして声に出して言うと、文章の繋がりがおかしかったり、つじつまが合わないことを言ったりした時に、自分で気づきやすくなります。

さらには声を出す練習にもなるので、実際に人を相手に練習をする時に、上がってしまって喋れなくなる心配もなくなります。

初めはバカバカしいなと思うでしょうが、是非試してみてください。一人でいる時でも、必ず声を出すことです。イメージが大事ですよ。

次の回では、スプレッドの選び方をやりますよ。今回はここまで。

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星の叡智

今日は本を一冊
『星の叡智と暮らす 西洋占星術 完全バイブル』キャロル・テイラー著/鏡リュウジ監修 グラフィック社


タロットと占星術の関わりは深く、というより、占星術が余りにも昔からあるため、その後の占いが占星術の影響を受けるのは当然といえる。

なので、私は占星術は専門ではないが、タロットを扱う限り占星術の知識も少しは必要なのです。

占星術では普通『星座』と呼ぶ生年月日による『太陽星座』も大事だけれど、『月星座』やその他の生まれたときの星の位置、そして『ハウス』という概念がとても大事。

そのあたりの解説も分かりやすく、かといって初心者しか使えないといったレベルでもない。基本的なことは網羅しており、ケーススタディも付いている。
手始めには必要かつ十分といったところ。

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大アルカナ1魔術師~何もかも自分次第

abstract painting

今日は大アルカナ魔術師について。

魔術師は大アルカナの二番目のカードにあたる。二番目にして、すでに完璧だ。

魔術師ーマジシャンーの意味するところで言うと、『何でもできる・不可能はない』ということになる。そしてその『何でもできる』は、自分次第であって、自由に決めることができる。

希望も何もかも、自分次第だ。ポジティブなカードと一緒に出ると、もちろん希望が見え、何でもできるということになる。じゃあこれが、ネガティブなカードと一緒に出ているとしたらどうだろう?

それはマジシャン自身が、自分次第という意味なので、”大変なことにしているのは自分”ということになる。

あ、そうそう忘れていたけれど、この自分次第ということは、”自分に負担がかかっている”ということにもなる。何もかもワンオペなのだ。

そしてこれは、出る場所にもよって色々意味が変わってくる。

現在のところに出れば、自分のせいで、もしくは自分の力で、○○になっているということになるし、近未来もしくは未来のところに出れば、”自分次第で”できるということになる。つまりできないのは自分のせいということだ。

もし人生パターンのところにそれが出れば、”いつもいつも、自分ひとりで何かをするという癖がついている”ということだ。器用な人に多い。

自分で何とかできてしまうので、他人に対して助けを求めるのはすごく苦手だ。

とにかくこの魔術師というカード、大概はポジティブな意味に取ることが多い。いやネガティブでも同じか、”自分でどうにかできる”のだから。ある意味これもまた厳しいカードなのかもしれない。

『あなたは完全なのだから、自分で何でも出来るはず。出来ないのは他人のせいじゃない。』

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4者4様ペイジの姿~ペンタクル編

books in black wooden book shelf

さてペイジのラストを飾るのは、ペンタクルのペイジだ。

このペンタクルのペイジというカードは、ペイジの中で一番の大人である。まだ幼いながら、着実に進んでいく。そりゃそうだ、ペンタクルスなのだから。思考のソード・感情のカップ・行動のワンド全ての集大成が、成果ペンタクルとなるのだ。

そしてこのペンタクルのペイジというのは、学習することそのものも表す。実際的な面でも知性を持ち、とてもおおらかである。ひたすらいろんなことを学習して、インプットする。

ただちょっと考えてみると、この学習してインプットするということを、ずっと続けていると、ひたすらインプットするばかりになり、アウトプットする事が出来なくなってくる。

アウトプットしなければ、いつまでたっても自信は生まれず、その自信を得るためにまた勉強を続けるというスパイラルにはまり込む。

しかしこれは、このペンタクルのペイジがネガティブに出た場合のことだ。このペンタクルのペイジを、ポジティブにしようとするならば、インプットとアウトプットのバランスが何より大事ということになる。

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4者4様ペイジの姿~カップ編

close up of tarot cards on a table

さてさて3人目のペイジは誰だろう?ソード・ワンドと続いたので、次はカップだろうか。

カップは水の属性、感情を司る。カップのペイジの意味は、わくわくしたいという性格、好奇心旺盛で少し独特なファッションセンスの持ち主を意味する。とてもお洒落さんである。

わくわくしていたいという気持ちの持ち主ということで、じゃあこれはワンドのペイジの何かをしたいという情熱とどこが違うんだろう?

ワンドの場合、行動が伴って何かをする創造的エネルギーを意味する。カップの場合は、何かをするしないは関係なく、”ただ楽しいことをしたい”、”いいことがあったらいいな”というエネルギーになる。

だから自分で行動しなくて構わないのだ。例えば周りで楽しいことがあって、自分も一緒に楽しくなれれば、それでいいし、受け身の状態で一向に構わないのだ。

未来に対して期待がなくても、今がワクワク楽しければそれで満足なのである。カップが示すところは現在であり、感情であるのだから。

ただし、未来を放棄して、刹那的であるのかと言うとそうではなく、ただ今現在をとても大事にするということだ。未来のために現在を我慢することもしないし、過去の苦い思い出で、今日の楽しいことを否定する訳でもない。

今ただここに生きる。

ペイジは子供であるがゆえに、素直にそれを行うことができるのである。そして子供だから感じるのは、自分の感情のみ。他人の感情に気づくことはない。

でもそれでいいのである。所詮他人の感情に振り回されたとしても、それによって他人が満足することはほとんどないのだから。

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4者4様ペイジの姿~ワンド編

deck of tarot cards beside dried flowers and crystals on a white surface


タロットの人物カードは、コートカードと呼ぶけれど、コートとは宮廷のことだ。

宮廷と言われても今の日本ではピンとこないけれど。
この服装を見れば分かるように中世ヨーロッパ的な?

で、ペイジというのは日本語で言うと小姓。正式に宮廷に出て勤めているというよりは、貴族の子弟で見習いの要素が強い。将来宮廷でちゃんと勤めるために、子供の頃から見習いとして雑用をこなすのだ。

さてさてそんなペイジにも、やっぱり性格の違いというのがあって、先日話したソードのペイジは、機知に富み俊敏でとても頭が良い。ただ、なまじ頭が良いだけに、頭で考えひたすら迷いに迷うという性格だった。今回は残りの3人のペイジのうち、ワンドのペイジについて話したいと思う。

ワンドのペイジというのは、ワンドなので4元素の中では火の性格を持つ。そしてペイジなので土の性格も持つ。ワンドのペイジはどんな性格なんだろう?

まずは火なので、抑えきれない情熱を持っている。何かをしたい気持ち。それが抑えきれないのだ。ペイジ全体に言えることだけれど、まだ子供で幼いので、自分の気持ちを抑えることが共通して苦手としている。

気持ちを抑えるのが苦手というより、子供らしく、素直に反応すると言った方がいいのかもしれない。何かをやりたい気持ち、何かを始めたい気持ちそれは抑えられない。何を始めたいのかということは、ペイジにとっては大して重要ではない。何かそれ自体が大きな冒険になって、始めること自体が目標なのだ。

いつもいつも、これから何かを始めることはないか、常に探して、あったら喜んですぐに始めるそういう性格だ。

そしてもう一つ重要なのが、このワンドのペイジは別名『メッセンジャーカード』とも呼ばれている。”メッセンジャー”そう”お知らせカード”だ。ワクワクして何かを始めたいというだけでなく、スプレッドの中でこのカードが出ると、その時系列の中で、何か知らせをもらえる事を暗示している。

付き合ってる人からの電話をずっと待っている時など、このカードが出ているところで、『そろそろ連絡が来るかもね。』となるし、何かの結果待ちでも、『そろそろ結果が出ますよ』となる。

そしてそれは概して良い意味でのお知らせが多い。だからこのカードが出ると、お知らせが来て物事が動くという意味にもとれる。全て行動を後押ししてくれるのだ。

実際には質問の内容とその時々の状態に左右されるけれど、なにはともあれこのペイジ、情熱を持って動きたい気持ち満々。フットワーク軽く動く割には、うっかりモノなのもご愛嬌。

『今動かなければいつ動く?』ぐらいの勢いで、なかなか憎めない性格なのだ。