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カップの5~悲しくて仕方が無いの。

clear plastic cup on gray surface

このカードの持つエネルギーと、カード本来の意味

まずこのカードの本来の意味です。

それはズバリ”悲しみ”です。カップですので、感情での、本当の悲しみを表します。そして注目すべきはカップの内、三つは倒れて水が出てしまっているのですが、見ていないところで二つはまだカップが倒れずに残っています。

ところが、そちらには目を向けていません。これは、こぼれてしまった水を見て、ひたすら悲しく思う。まだ5分の2、大体半分ぐらい残ってるにも関わらず、そちらに気づいていない。もしくは気づいていたとしても、そこに焦点を当てていないということになります。

つまりは、実際に悲しいと思うような出来事はあったんでしょう。ですが、本人がどこに焦点を当てるかということで、悲しみの度合いが変わってくるということです。

大アルカナ・小アルカナセットで読み解く時の例ー場所によるリーディングの仕方

次に大アルカナとのセットで見てみましょう。

例えば、そうですね、大アルカナ1の魔術師とのセットではどうでしょう?

魔術師は、”何でもできる””自分次第で全てのことができる”というカードでしたね。ですから、セットとして読むと、悲しく思うか思わないかは、自分次第ということになりますね。

次に出る場所によって違うでしょうか?もし、現在の場所に出ていた場合、文字通りその意味になります。しかし、過去や未来の場所に出ていたら、変わるでしょうか?

過去の場合、”悲しく思うかどうかは自分次第だった”か、”自分でやったことが原因で悲しく思うことが起きた”と読めますね。

では未来の場合はどうでしょう?基本の意味は同じ事ですが、これから起きることですので、”何かことが起こりますが、それを悲しく思うかどうかは、自分次第”ということになります。容易に変更できること、と読めますね。

次に死神とのセットで見てみましょう?死神は否定形ですから、”この悲しみも終わる”になりますね。ではこれが未来の場所に出ていればどうなるでしょう?

死神というのは、”そこに至るには遠い”もしくは”そうではない”ということになるのですから、同じように”悲しむことはない”もしくは”今辛い思いをしているのであればその悲しみが終わる”または”気持ちの部分で切り替えができて、悲しむことを止めにできる”と読むことができます。

いずれにしろ、カップというのは感情を表します。つまり、自分の心持ち次第で、いくらでも感じ方を変えることはできるわけです。事実である出来事なのか、それともただそう感じているだけなのか分けて考えることができれば、自ずとカップの5の状態から抜け出せるようになるはずです。

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