さてさて、タロットリーディング上達のコツも4回目ですが、前回はそれぞれのカードの中まで入り込んで、カードのエネルギーを感じる、ということを言いました。
ここでもう一つ、大アルカナと小アルカナの違いについて、改めてお話ししていきたいと思います。
一般には、大アルカナは人生のステージのこと。節目節目のことを表す、と言われています。
愚者から始まって、世界で終わる、22枚のカードですが、それぞれの人生の節目を表しています。
何もわからないところ「愚者(フール)」から始まり、旅をしていくわけです。そして、最終的に「世界(ワールド)」で終わるわけですが、大団円と言われる「世界」で一度終わっても、人生の旅はそこで終わるわけではありません。
次のステージに、ひとつランクアップして、もう1度「愚者」から始まり、また「世界」まで進んでいくわけです。言うならば、螺旋階段を上るような具合に、ぐるっと一回りし、ひとつランクアップして、また廻るということを繰り返していきます。
ではそれに対して、小アルカナは何でしょう?
小アルカナは、それぞれの「日常の出来事」を表すと言われています。大アルカナのような、人生の出来事と呼ぶようなことを表すわけではありませんが、日々起きる出来事を表すのです。
毎日やはり、いろいろなことが起きますよね?その細かい出来事を表すと言われています。ですが、細かいからと言って、どうでも良いことと言うわけではありません。その積み重ねこそが人生です。
というわけで、必然的に小アルカナの方が、一言で表せるような事柄が多く、大アルカナのほうが、様々な深い意味で捉えられることが多くなってきます。
これらの違いに留意すると、2枚を合わせて読む時にも、1枚ずつで読むときにも、読み解きやすくなると思います。今日はここまで。