さてペイジのラストを飾るのは、ペンタクルのペイジだ。
このペンタクルのペイジというカードは、ペイジの中で一番の大人である。まだ幼いながら、着実に進んでいく。そりゃそうだ、ペンタクルスなのだから。思考のソード・感情のカップ・行動のワンド全ての集大成が、成果ペンタクルとなるのだ。
そしてこのペンタクルのペイジというのは、学習することそのものも表す。実際的な面でも知性を持ち、とてもおおらかである。ひたすらいろんなことを学習して、インプットする。
ただちょっと考えてみると、この学習してインプットするということを、ずっと続けていると、ひたすらインプットするばかりになり、アウトプットする事が出来なくなってくる。
アウトプットしなければ、いつまでたっても自信は生まれず、その自信を得るためにまた勉強を続けるというスパイラルにはまり込む。
しかしこれは、このペンタクルのペイジがネガティブに出た場合のことだ。このペンタクルのペイジを、ポジティブにしようとするならば、インプットとアウトプットのバランスが何より大事ということになる。