今日は大アルカナ魔術師について。
魔術師は大アルカナの二番目のカードにあたる。二番目にして、すでに完璧だ。
魔術師ーマジシャンーの意味するところで言うと、『何でもできる・不可能はない』ということになる。そしてその『何でもできる』は、自分次第であって、自由に決めることができる。
希望も何もかも、自分次第だ。ポジティブなカードと一緒に出ると、もちろん希望が見え、何でもできるということになる。じゃあこれが、ネガティブなカードと一緒に出ているとしたらどうだろう?
それはマジシャン自身が、自分次第という意味なので、”大変なことにしているのは自分”ということになる。
あ、そうそう忘れていたけれど、この自分次第ということは、”自分に負担がかかっている”ということにもなる。何もかもワンオペなのだ。
そしてこれは、出る場所にもよって色々意味が変わってくる。
現在のところに出れば、自分のせいで、もしくは自分の力で、○○になっているということになるし、近未来もしくは未来のところに出れば、”自分次第で”できるということになる。つまりできないのは自分のせいということだ。
もし人生パターンのところにそれが出れば、”いつもいつも、自分ひとりで何かをするという癖がついている”ということだ。器用な人に多い。
自分で何とかできてしまうので、他人に対して助けを求めるのはすごく苦手だ。
とにかくこの魔術師というカード、大概はポジティブな意味に取ることが多い。いやネガティブでも同じか、”自分でどうにかできる”のだから。ある意味これもまた厳しいカードなのかもしれない。
『あなたは完全なのだから、自分で何でも出来るはず。出来ないのは他人のせいじゃない。』