ワンドの5といえば、棒を持って、てんでに争う5人の男達が描かれている。
これは、なぜかカップの3から繋がっていると言われる。上手く気持ちをシェア出来なかった時に、わかって欲しくて、主張しあう。そんな状態。
単純にみれば、これで終わりなんですが、タロット習い立ての頃の私には、ここでもう一つ気になることがありました。
ソードの5との違いが良くわからない。
ワンドの5は、絵的にも、感じもソードの5と似ていますね。ソードの5も争っている絵だもの。でね、当時の私にはその違いが、良くわからなかったんです。でもやっぱり違う。
ではどこが違うんでしょう?
それはね、ワンドとソードってこと。
そりゃそうだって?もう一回整理してみましょう。ワンドは『未来に向かう行動』ソードは『過去からの記憶と思考』
もう少し分かりやすく言うと、ワンドは『行動』。行動は、外に向かいます。争うとしたら、外に、他人に向かう。
じゃ、ソードは?ソードは『思考』です。思考は頭の中で行う。それの争い。
というわけで、ワンドの5は他人との争いを表します。行動を伴う争い。議論など。
対してソードの5は、自分自身との葛藤を表します。独りで苦しむ状態ですね。同じところをぐるぐる廻る。抜け出せない。まさに絡みついた、葛藤状態。
こう考えることが出来るようになったら、もう迷うことはなくなりました。