さてさて、誰もが気になるタロット上達の秘訣ですが、やはり数をこなすということが一番です。
かといって、そうそう相手になってくれる方も、いるかどうかというところですよね。
それに相手がいると、やはり時間も合わせなければいけないですし、とりあえず一人でどうにかするか、となりがちです。
そこで、そんな一人でタロットの練習をしてみるという時に、有効な方法をご紹介しますよ。
まず必要なもの『クマのぬいぐるみ』ひとつ。後はカードが展開できるテーブルです。
ぬいぐるみといった時点で、大体予想はつくかもしれませんが、お客様役をしてもらうことになります。
ぬいぐるみといえど、馬鹿にしたものではありません。やはり目の前に、何かがいるかいないかで、心持ちも変わってくるというものです。そして、長年親しんだぬいぐるみであれば、たぶん悩み事のひとつやふたつ教えてくれるでしょう。
さて、ここからは実際のやり方ですが、まずは実際のお客様に相対した時のように、ちゃんと聞くことです。
まずテーブルの向こう側に、ぬいぐるみに座ってもらいましょう。そしてこう訊くのです。
『今日はどのようなお悩みでしょうか?』
すると、ぬいぐるみが何か悩みを答えます。例えば、『この頃働く環境での、ぬいぐるみ関係に悩んでいます。どうも上手く馴染めないんです。何か良い方法はないでしょうか』といった具合です。
ここでのポイントは、実際に声を出すこと。最初から上手く行かなくても大丈夫。彼らは辛抱強いですし、余計な口を挟まずに、ちゃんと最後まで聞いてくれます。練習にはうってつけです。
あ、ノートや本を見ながらでも大丈夫ですよ。何回もやっていく内に空で出来るようになります。先にカードの意味を、覚えてしまいたい人はそれでも大丈夫。それよりも声に出す方が重要です。
そして声に出して言うと、文章の繋がりがおかしかったり、つじつまが合わないことを言ったりした時に、自分で気づきやすくなります。
さらには声を出す練習にもなるので、実際に人を相手に練習をする時に、上がってしまって喋れなくなる心配もなくなります。
初めはバカバカしいなと思うでしょうが、是非試してみてください。一人でいる時でも、必ず声を出すことです。イメージが大事ですよ。
次の回では、スプレッドの選び方をやりますよ。今回はここまで。