お助け舟がやってくる?
ソードといえば 思考の中の出来事。
さて、ソードの5で自分の頭の中の葛藤を表すとすれば、次にはどうなるか。
それがソードの6の状態。
葛藤があまりに続くと、あるいはそこから抜け出したくなるもので、なんとか 逃げ出そうとする。
逃げるためにはどうするか。自分でそこを抜けるか、はたまた人の何かをあてにするか。
そこで、まあまあタイミングよく誰かが助けてくれるとする。それが助け船。
ソードの6は、タイミング良く誰かが助け舟を寄越してくれる。または、悩むより楽な方へ逃げたい。そんな思いから、今あるものを後ろに置いて、とりあえず一時的にでも逃げるということを表す。
逃げるのは別に悪いことばかりではない。策もなく、戦ってただ疲弊するよりは、一時的にでも待避して、態勢を立て直すのも一つの方法だ。
かといって、いつもいつも人の力をあてにして、楽な方へ 楽な方へと逃げ続けても、悩みはなくならず、後からずっと追いかけてくる。
どちらがいいかはその時次第だけれど、逃げるのも一つの手。ただそれは一時的な手に過ぎない。