知り合いで とても頭の良い人がいる。
お勉強ができるというよりは、元々の知能指数IQと言われるものが高いのだ。
この IQ の測り方には、様々な意見があるけれども、それはこの際置いておいて、すこしこの知能指数について考えてみたいと思う。
知能指数は、一般には85から115の間が平均で68%の人が該当すると言われている。そしてその前後15ずつがそれぞれ、14%ずついるそうだ。
もうこの時点で人口の96%だ。なので、そこから外れた人は、とても生きづらくなる。
なぜなら、自分の知能指数の前後20の人でないと、なかなか、話が通じないと言われているから。
見えている世界が違うから、どんなに説明しても分かってもらえないし、本人に自覚がないと、いつまでも苦しいままだったりする。
それは子供の頃から始まる。
その人の知能指数は137 だった。
小さい頃は、自分が人とちょっと違うかもって言うことには、なかなか気がつかない。
他人の非効率なやり方を見ては、『なんでこうしないんだろう?』と不思議でならず、親切で、あるいは褒められたいから『こうするとうまく行くよ』と言ってしまう。
それで『この子は天才かも!?』って言ってくれるのはせいぜいは親まで。大概は変な顔でみる。
何回も それを繰り返すうちに、あまり口に出さない方がいいってことに気がつきだす。ただ喜んで欲しいだけなのに、変な顔をされるんだもの。
友達に対しても同様だ。関わって疎んじられるぐらいだったら、一人でいた方がましだ。
そして本がお友達になる。もしくは自分をごまかして人に合わせて、友達ごっこに付き合ってもらうか。
でも、この『ごっこ』もだんだん 辛くなってくる。様々なことに、気がついていながら、気が付かない振りをして、さらにそれを悟られてはならないのだから。
というわけで明日はこの続き、知能指数part2『内省というオアシス』です。