タロット上達法一旦今回でおしまいになりますが、最後のポイントは二つです。
まず一つ目、どんな形でも、「展開したカードは記録を取って」おきましょう。
たくさん枚数を展開した時には、それを文字として記録しておくのは難しいかもしれません。その場合には、展開したカードの写真などを撮っておいて、後で記録をつけましょう。
そして簡単でいいので、その時のリーディングの状態を書いておきましょう。一言でも書いておくと、その時の状態というのは、後で思い出すことができます。これは後々思い出した時に、ふと別の解釈が浮かぶこともあるからです。
また、他人を占った時には難しいかもしれませんが、自分や近しい人を占った時には、後でその結果を聞くことができるからです。結果を聞いて、その変化を感じると、格段にリーディングも上達します。当たる当たらないでは無く、その変化を感じるのです。
何度も言いますが、当たる当たらないというのは、タロットリーディングの一つの側面に過ぎません。一見良くない結果の場合、回避できればその方が良いですし、その場合は当たらなかったとなります。
また、たとえ回避出来なかったとしても、リーディングで前もって知っておくことで、ただショックを受けたり、嫌な思いをするだけで無く、後で思い返せば「あのことが有ったからこそ、今がある。」と思える用に行動することも出来るわけです。
そんなときにふと思い出して、以前のリーディング結果を参照できれば、学ぶことが沢山有るのです。ですから、記録は付け、何かの折に振り返ってみましょう。
次二つ目ですが、「他人を占うこと」です。
よく、”自分は、まだまだ他人を占うほどではないから”と言って、自分ばかりを占っている方がいらっしゃいますが、仮にでもいいので、他人を占うようにしないと、なかなか上達しません。
自分では、声に出して占っているようでいて、どうしても頭の中で修正が入りますし、辻褄が合わなくてもそれで良しとしてしまうことが多いのです。内容で、よく分からないことがあっても、質問されるということがありませんので、人にわかるように伝える練習ができないのです。
まだまだ人を占うなんて、私には無理という方でも、親しい友人や家族を、練習台にすればいいのです。そこから順に始めていけばいいのです。
実際に人を占うことによって、必ず上達するようになります。やはり回数がものを言うのです。そのうち慣れてきて、赤の他人でも何の抵抗もなくなります。
そして他人を占った時には、”何か良いところがありましたか”と聞いてみてください。悪い所がありましたか?直した方がいいところはありますか?と聞く方もいらっしゃいますが、自信がないうちはそれはあまりお勧めしません。それに、本当に直した方が良いところが有って、直せる場合は、人に訊かなくても、本人に最適なタイミングで分かるようになっています。
「あなたのためを思って」と言う言葉ほど、当てにならないものは有りません。そう言われたら、聞くのを止めましょう。
そして、「何か良いところがあったら、教えて下さい」とお願いしておくと、”気分が明るくなった””すっきりした””勇気が出てきた”などという言葉を、もらうことができます。それによって自信をつけ、次につなげていくのです。誰でも、初めは初心者なので、大丈夫。
あなたも必ずできるようになります。では今回はここまで。