タロットは何で当たるんですか?
不思議なことにそう聞かれる。そもそもなぜか、「タロットって当たるんですか?」とはあまり訊かれない。
ただ、当たるだけでは大して意味は無い。重要なのは、その結果を持って、どう自分を行きたい方に方向修正するか。
先日 1 オラクル(1枚のカードでリーディングする)でメッセージを送った時に、「何通りの中から、このメッセージを導き出したのですか ?」と聞かれた。私の場合は、大アルカナ1枚と、小アルカナ1枚の一組 セットで読み解くので、この場合は大アルカナ22枚と、小アルカナ56枚を掛けた数、1232通り分のメッセージが導き出せることになる。
ただ同じカードが出たとしても、その時の状況、その人の状態、あるいは直感によって、さらに何通もに読み解くことができるので、厳密にはこの何十倍にもなる。
で、さて元に戻って、「なぜこのメッセージが導き出せたのか?」は、はっきり言ってよくわからない。メッセージを送る人のことを思い浮かべ、質問を口にし、気が済むまでシャッフルして、いいだろうなと直感が私に告げたところで、シャッフルを終える。
そして導き出した 一組のカードから、メッセージを読み取るのだ。それがどのようなシステムで私の所に来るのかもよくわからないし、当たっているのかどうかもよくわからない。多分当たっているんだと思う。だから、冒頭の疑問の答えはこうなる。「私にもよく分からない。」
ただ何度も言うが、重要なのは当たる当たらないではなく、その結果をどう使うかということ。たとえプラセボでも、役に立てばそれで用を成したことになる。これからもそうやって使っていくつもりだ。