呼んだはずだと思っていて、実はちゃんと読んでいなかったとか、読めていなかったという本ありません?
私にとって、D・カーネギーの『道は開ける』『人を動かす』の2冊がそうでした。
20代の頃に読んだと思っていたのですが、どうも Amazon の書評を読んでみると、記憶にない。
これはもしや 呼んでいないのではと、思い当たって急遽 読んでみることにしました。
そして、目からウロコがボロボロ。
ここ1、2年で少しずつ学んでいることや、少しずつ気が付いて修正していることが、まるまるこの中に書かれているではないですか。
色々な本を読み漁ったり、サイトを読んだりするよりも、これ一冊読めば十分用が足りるというものです。
で、今回は、2冊のうちの一冊、『 道は開ける』の方です。
まだ途中までなんですが、これは世の中の悩み事に関しての本。
未来を思いわずらうのが、一番この先の人生においてよろしくない。意味もないことなのでそれを止め、過去を後悔することも意味のないこと。という内容をいくつも例を挙げ、諄々と説いてくれています。
これは『未来の計画を立てるな』とか、『反省するな』と言っているわけではないです。
ただ未来の心配をしていると、それによって体調も悪くなり、先々の人生何の得もない。ということを言っています。
そして過去の恨みも、流してしまうことが肝要だ、と言っています。
過去の恨みを忘れて自分に害をなした人と仲良くしろと、言ってるのではないです。そんなことに関わり合っているほど人生は長くはないし、その記憶を何度も何度も思い返すと、その時間は結局は幸せではないのだと、説いています。
人生は短いのです。人を恨みに思っている時間があるのなら、時間を自分の幸せのために使う、それが幸せになる秘訣だと。
結局誰かを恨んでいる時間というのは、その恨んでいる人の為に、自分の人生の時間を使っているのと同じこと。
今まで私は、頭でそのことは分かっていましたが、本当に腑に落ちていたかと言うと怪しいものでした。
きっと折に触れ、気がつくたびにこのことを何度も何度も、自分に言い聞かせなければならないのでしょう。この本は常に側に置いて、機会あるごとに読み返し、自分の血となり肉となるまで何回も繰り返す必要があるのだ思います。