私のお仕事2種類
さて、私はタロットリーディングと、ITサポートというお仕事を生業にしています。
細かく言うと、もうちょっと他にもあるのですが、多くはこの2本になります。
初めてこのことを言うと、どうもこの二つの仕事には接点がないのではないか。どうしてこの2種類の仕事をすることになったか、ということをよく訊かれます。
ここではまず、私がタロットリーダーになった経緯について書いてみようと思います。
元々は普通のOL
もともと私は、普通に事務職として働いていました。少し器用だったということもあり、元が理系だったということもあって、割とパソコンを扱うのが得意でした。
少し得意だと、色々な仕事を任せていただけるようになり、ちょこちょことしたWebの仕事(サイトの更新や簡単なバナー作成)や、チラシを作ったり、イラストレーターで地図起こしをしたり、はたまたWebの広告系で、データを取ったりということをしていました。
ですのでパソコン全体に馴染みがあって、SNSの設定だったり、CanvaやIllustratorを使った画像の加工、ウェブサイトを作ったり、新しいソフトを使ったりということは、大概自力でどうにかなってしまいます。それに、今は検索すれば親切な人が様々に解説してくれています。
ところがそういうお仕事を、どこかに勤めてやっている場合、納期がタイトであったり、聞いていたのと違う仕様であったりと、振り回されることが多くなります。また他に出来る人がいないため、大変さもわかって貰えないし、努力も無駄だったりと、だんだん心がささくれだってくるんですね。
オラクルカードに出会う
そんな矢先に出会ったのが、オラクルカードでした。もともと綺麗なものが大好きな私だったので、オラクルカードのその絵の美しさに、とても惹かれるものがありました。
さらに、オラクルカードというのは、大概ポジティブなメッセージなので、仕事の合間に一日一枚、カードをひいて、”今日はこのカードの通りに行動しよう”とか、何か嫌なことがあるたびにカードを引いて、”もう少し経ったら流れが変わるかもしれないから、あと少し頑張ろう。”というふうに使っていました。
でもそうこうするうちに、オラクルカードでは物足りなくなってきたんです。というのは、ほとんどすべてがポジティブなカードばかりだったからです。
オラクルからタロットへ
丁度そんな時に、タロットカードに出会いました。と言うか”綺麗な絵柄の”タロットカードに出会ったんです。
ウェイトスミス版のタロットカードは、前から知っていました。ただ、どうもあの絵柄が好きになれなかったんです。なんだか知らない、あんまり綺麗でもないし、時代遅れなような絵柄ですもの。
でもタロットカードは、カードとして使うにはバランスが取れていました。一見ネガティブと思われることも表すカードがあったので、全ての事柄を表すのに、過不足無く使えたのです。人生良いことばかりではないですからね。
そして、タロットを勉強し始めたんです。初めは独学で、その後講座を受けました。
ところが、習い始めて1年ぐらい経っても、どうもあんまり上手に読めません。そもそも自分のリーディングがあっているのかどうか、人の話をちゃんと聞けているのかどうか、いつまでたっても自信が持てなかったのです。
講座では、教えてくださる方は、”自分が思ったことが正解”というふうに言ってくれますが、それでも基準となるものはあるはずなのです。だったら、正解不正解があってもおかしくないですよね?それが、全てが正解と言われても混乱するばかりでした。
ぴったりのリーディング法に出会う
そんな時に出会ったのが、大アルカナと小アルカナを、一枚ずつ2枚1セットで読み解くというやり方です。
2枚1セットで、従来の1枚で読むように読み解いていきます。そうすると、1枚ずつの意味はかなり限定されてきますし、とてもすっきり読み解けます。
そして1枚ずつで読む読み方よりも、振れ幅がないだけに、カードを”素直に”、”そのまま”読み解けるようになりました。これはとても大事なことです。リーディングする人が、自分の意思を入れてはいけないのです。
2枚一組で読み解くときも、もちろん最終的には、リーダーの感覚にゆだねられることが多いのですが、自分のエゴが入り込まないようにするのが、以前より容易になりました。
このリーディング法で、タロットリーディングというものに自信が持てるようになったんです。なぜなら、自分で考えるんじゃ無い。カードが全て教えてくれるからです。
タロットリーダーとして活動開始
こうして、具体的に、誰かの役に立つことが出来ると腑に落ちて、タロットを生業とすることに躊躇が無くなりました。今では相談者さん自身が決定出来るように、カードを展開しています。
ITサポートの件はまた次の機会にお話ししますね。